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株式会社ディーアンドエムホールディングス(D&M)は9日、米国の子会社D&M Holdings USを通じて、オーディオ機器メーカーの米Boston Acousticsを買収する最終合意書を締結したと発表した。 1株当たり17.5ドル、総額約7,600万ドルで買収する。なお、買収の手続については、既にBoston Acousticsの取締役会で承認されており、手続きが最終的に完了するのは8月31日の見込み。 Boston Acousticsは、'79年創業のオーディオ機器メーカー。2003年度の売上高は5,260万ドル。高級スピーカーブランドとして知られ、主に家庭用スピーカーやオーディオシステム、カスタムインストレーション用スピーカー、全天候型スピーカーのほか、アフターマーケット及びOEMのカーオーディオ製品などを取り扱っている。また、「Snell(スネル)」という、高級スピーカーブランドも保有している。 D&Mでは、「今後もBoston Acousticsを独立したブランドとして運営し、販売チャネルや製品開発能力の活用、バックオフィスの統合などを通じ、販売、技術、コスト面のシナジーを提供する」としている。 また、「既存のD&M製品のプレミアムAVレシーバ、アンプ、CDプレーヤー、DVDプレーヤー、DLPプロジェクタ、プラズマディスプレイに、プレミアムスピーカーが加わり、ホームエンターテイメントに必要なソリューションの全てをD&Mブランドで提供できる。加えて、カーオーディオOEM事業への強力な足掛かりとなる」と、今回の買収の意図を説明している。
□D&Mのホームページ (2005年6月9日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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