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ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社は15日、携帯電話などモバイル機器向けの3Dサラウンド対応オーディオアンプ「LM4845」と「LM4888」を発表した。携帯電話などにMP3プレーヤー、FMラジオなどのオーディオ機能を追加することが可能で、出荷はすでに開始しており、価格は1,000個ロット時でLM4845が275円、LM4888が165円となる。 LM4845は、モノラルアンプとステレオヘッドフォンアンプを内蔵するオーディオサブシステム。3.3V電源での平均出力は、モノラルアンプが500mW(8Ω時)、ステレオヘッドフォンアンプが25mW(32Ω時)となる。 ヘッドフォン用アンプはシングルエンド動作のほかに、出力カップリング・キャパシタを不要にしたOCL(出力キャパシタレス)方式にも対応。 32ステップのボリュームコントロール機能と、8種の出力モード、3Dエンハンスト機能を搭載し、2ワイヤ方式のI2C互換インターフェイスと、3ワイヤ方式のSPI互換インターフェイスに対応する。 表面実装型パッケージで提供され、OCLモード時の所要外付け部品数は7つ、シングルエンド・モード時の所要追加部品数は2つとなる。そのほか、「超低電流シャットダウン・モード」(代表値0.1μA)も備える。 LM4888はデュアルブリッジ接続対応のパワーアンプで、3Dエンハンスト・モードを搭載。スピーカアンプとステレオヘッドフォンアンプをワンチップに統合し、サブシステム設計を簡素化できるという。 5V電源での平均出力は4Ω時が2.1W、3Ω時が2.4W。3Dエンハンスト・モードを備える。また、異なるロジック・レベルしきい値を持つ2系統のヘッドフォン入力を装備。低消費電力シャットダウン・モードも搭載する。
□ナショナル セミコンダクター ジャパンのホームページ (2005年6月16日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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