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コジマ、DVDソフト専門通販サイトを7月2日スタート
-DVDの1円販売キャンペーン。「アマゾンと互角に」


7月2日開設


 株式会社コジマは、日本最大級となる10万タイトル以上のDVDソフトを取り扱うDVD専門通販サイト「オンライン コジマソフト」を7月2日にオープンする。アドレスは現在の同社通販サイトと同じ「http://www.kojima.net/」。開設から1年間の売上げは30億円を見込んでいる。

 オンライン コジマソフトは、家電量販店のコジマが展開するDVD専門通販サイト。特徴は、過去に発売したタイトルや、インディーズソフトなどを含めた品揃えの豊富さで、保有タイトル数は10万タイトル以上になるという(音楽DVD含む)。これは、家電量販店の通販サイトやDVD通販サイトの取り扱い数を越え、ショッピングモール型サイトの約58,000タイトルも上回る、日本最大級のものだという。

 また、購入価格に関わらず、全品・全国配送料無料(一部離島を除く)。配送にはメール便を使わず、宅配便を利用。24時間以内に発送し、配送期間や時間指定も可能。支払方法では別途手数料が必要となるが、代金引換も選択できる。

 販売価格は基本的に店舗と同額で定価となるが、最大20%のポイント還元が行なわれる。また、予約商品は全て20%以上のポイントが還元される。なお、ポイントは店舗で利用している「コジマお客様カード」に蓄積されるが、貯まったポイントはオンラインでは利用できない。

DVD通販を行なっているそのほかのサイトとの、取り扱いタイトル数比較 低価格な商品を購入しても配送料は無料 配送には宅配便を利用する

 Webサイトの機能面では、検索機能の「コジマなんでもサーチ」が特徴。タイトルやキャスト、監督名だけでなく、映画のジャンルやストーリーの一部に含まれる文言でも検索できるという。また、話題作では紹介ページの情報量も充実させ、ストーリーの解説やDVDの仕様に加え、予告編の動画配信を用意するタイトルもあるという。

 ジャンルは洋画やドラマ、アニメ、音楽、スポーツ、アイドル、ディズニーなどに加え、成人向け作品も取り扱う。また、店舗での売上げデータも含めた売れ筋ランキングも用意する。

トップページ。なお、検索ワードの入力部分のデザインは変更になる 注目タイトルは詳細なストーリー解説や予告編のストリームも用意される

例えば「24」、「ミステリー」と入力すると、ドラマの24シリーズだけでなく、「トゥルー・コーリング」など、ジャンルが似た作品がヒットする

「DVDが1円で買える!」キャンペーン

 なお、同サイト上ではオープンに先駆けて、6月25日から7月1日まで「DVDが1円で買える!」キャンペーンを実施する。期間中に応募すると、抽選で1,000人に、任意のDVDソフト1点が1円で購入できる権利が与えられる。ただし、対象となる商品は4,000円未満のもの。


■ 「アマゾンと互角になれると考えている」

小島章利社長

 「オンライン コジマソフト」は、同社の創業50周年特別企画として立ち上げるもの。これについて小島章利社長は「これまで店舗を中心に50年商売を続け、お客様との信頼関係を築いてきた。これは今後も重要な基盤であり続けるが、昨今ではネットワーク社会も現実的になってきた。“より便利に、買いやすい場所をお客様に提供する”小売業としての活動の一環として、DVDのオンライン販売を計画した」という。

 なお、同社では店舗でも約3年前からDVDの販売を開始しており、現在43店舗で販売コーナーを設け、本年度で30億円の売上げを見込んでいる。小島社長は「オンラインでも同程度の売上げを予定している」とし、店舗と同じ30億円を開設から1年間の目標に掲げた。

 店舗とオンラインを合わせた売上げ予測は60億円となるが、この点について小島社長は「販売価格を店頭と同じにしていることで、“店頭購入の延長としてネット販売”をイメージ付けたい。家電などのハードウェアは実際に見て購入する店舗が今後も主流になると考えているが、DVDソフトに関してはネット販売が理にかなうもので、好きなときに手に入るという新たな需要も取り込める。そうすれば相乗効果で店舗とオンラインの売上げが増えることはあれ、双方が食い合うことにはならないと考えている」という。

 また、今後の展開としては「今年の秋から、携帯電話のコジマクラブモバイルと、店頭端末のコジマドリームボックスでも、DVD通販が利用できるようにしたい。これにより、家にネット環境が無い人でも利用できるほか、スペースの問題で品揃えが少ない店舗の補完にもなる」と説明。さらに「デジタル放送の双方向通販などにも展開していきたい」という。

 なお、ライバルとなるアマゾンではレビュー機能やアフリエイトエイトシステムなど、様々な機能を取り入れて成果を上げている。小島社長は「レビュー機能など、新機能の実装は順次進めていく。ただし、アフリエイトに関しては、店舗で築いてきた顧客基盤はすでにあるので、現時点では頼る必要ないと考えている」とした上で、「品揃えや配送無料などの魅力を活かして、アマゾンと互角になれると考えている」と意気込みを語った。

□コジマのホームページ
(6月21日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.kojima.net/

(2005年6月21日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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