フリースケールとHaier、100Mbps無線伝送可能なUWBテレビ －複数HDストリームを無線伝送可能に

両社が開発した世界初のUWBテレビ。STBとディスプレイ間をUWBでワイヤレス伝送

　フリースケール・セミコンダクタは21日、米国オーランドで開催されているFreescale Technology Forumで、中国Haierと共同でUWBを採用したデジタルテレビを開発したと発表した。

　Haierの1,920×1,080ドット/37型液晶ディスプレイと、デジタルセットトップボックスからなる液晶テレビの間をフリースケールによるUWBソリューションによりワイヤレス伝送するシステム。

　UWB(Ultra Wide Band)は、広帯域かつ低消費電力な無線通信技術で、フリースケールとHaierでは2年前から共同でテレビ向けのUWBソリューションを開発してきたという。

　フリースケールのUWB技術では、HD解像度の複数のMPEGストリームを、最大20mの範囲内で最大110Mbpsで伝送できるため、自由なホームシアター機器設置が可能となるという。Haierでは2005年第4四半期に中国で製品を投入し、2006年に米国で市場投入する予定という。

□フリースケールのホームページ
http://www.freescale.co.jp/
□ニュースリリース(英文)
http://www.freescale.com/webapp/sps/site/display.jsp?
nodeId=093623&filePath=/media_center/news_releases/2005/wmsg/06-21-05_FTF_HAIERTVDEMO.html&
title=News%20Release&tid=FSH
□Haierのホームページ
http://www.haier.com/english/index.html

(2005年6月22日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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