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株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)は24日、国際標準化機関Ecma Internationalで、携帯ゲーム機「PSP」(プレイステーション・ポータブル)用のUMD(ユニバーサル・メディア・ディスク)が標準規格として承認されたと発表した。 Ecmaは、スイスのジュネーブに本拠を置く、国際標準化機関。オランダのアムステルダムで6月21日に開催された、Ecmaの総会において、UMDの物理フォーマットが規格番号「ECMA-365」の光ディスク規格として承認された。 今後は、国際的な公的標準化機関ISO/IECの合同技術委員会(JTC1)が認める迅速手続き(fast-track procedure)に基づいてJTC1に提出され、ISO/IEC会員各国により国際標準化に向けた審議が行なわれる予定。 UMDには物理フォーマット上に複数の用途別論理フォーマットがあり、PSP用のメディアとしてゲーム以外にも、ビデオタイトルも多数発売されている。ソニーグループは、今回のECMA-365の標準規格承認を契機として、UMDの更なる可能性を提案していくとしている。 同社では、UMDをゲームメディアとしてだけではなく、ユニバーサルメディアとしての普及を目指している。そのためには、国際標準規格として承認されることは戦略上重要になる。特に、UMDビデオについては、ゲームタイトルの様な同社の審査を経ずにリリース可能で、DVDビデオと同じように展開。7月にはアダルトUMDビデオの発売が予定されている。
□ソニー・コンピュータエンタテインメントのホームページ (2005年6月24日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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