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アップルコンピュータ株式会社は、カラー液晶を搭載した新iPodを28日より発売開始した。HDD容量の違いで20GBと60GBモデルが用意され、AppleStore価格は20GBモデルが32,800円、60GBモデルが45,800円。
従来カラー液晶搭載モデルは「iPod photo」のブランド名で展開されていたが、新シリーズからは1.8インチHDD搭載のiPodは全てカラー液晶搭載モデルとなるため、iPod photoのブランド名は廃止される。あわせてiPod U2 Special Edition 20GBもカラー液晶搭載の新バージョンとなる。AppleStore価格は36,800円。 従来のiPod 20GBモデルと比較すると、新iPod 20GBではカラー液晶化して、AppleStore価格は据え置き。U2 Editonはカラー液晶化して2,000円値下げ、iPod photo 60GBモデルと新iPod 60GBの比較では4,000円の値下げとなる。 20GBモデルと60GBモデルの違いは、外形寸法と重量。20GBモデルは外形寸法61.8×16.1×103.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量166gと、従来のiPod photo 30GBと共通。60GBモデルは約61.8×19.1×103.5mm/183gで従来モデルから変更はない。 従来モデルからの変更点は、iTunes 4.9で対応した「ポッドキャスティング」に対応したこと。ポッドキャスティングは、Webサイトの音声ファイルをRSS(サイトの更新情報をまとめ、配信するための文書フォーマット)を利用してダウンロードできる仕組みで、iTunes上のPodcastメニューに登録されたデータのiPodへの転送が可能となる。 ファームウェアがポッドキャスティング対応の最新バージョンとなり、ポッドキャストの中で聞いた部分にブックマークをつけて、次回再生時にそこから再生したり、ポットキャストのアートワークをカラーで表示できるようになった。 ハードウェア仕様は従来のiPod photoと変わらず、220×176ドット/65,536色表示の2インチカラー液晶を採用し、iTunes上で指定したフォトライブラリや、iPhotoなどのソフトの写真ライブラリのデータをiPodに取り込んで、フォトビューワとして利用できる。 再生対応オーディオフォーマットはMP3、AAC、WAV、AIFF、Apple LosslessとAudible。ビットレートは、AACが16~320Kbps/MP3が32~320kbpまでサポートする。対応フォトフォーマットはJPEG/BMP/GIF/TIFF/PNG。音楽を再生しながらの写真表示やスライドショー表示なども可能となっている。 充電時間は約5時間(80%まで約3時間)。音楽再生時のバッテリ駆動時間は約15時間、音楽付きフォトスライドショー利用時は最大5時間。充電はACアダプタとパソコンのFireWire経由のほか、USB 2.0からの充電にも対応する。本体下面にDockコネクタを備えており、USB 2.0のケーブルが付属するが、FireWireケーブル(2,200円)は別売りとなっている。 周波数特性は20Hz~20,000Hz。イヤフォン出力はコンポジットビデオ/アナログ音声出力としても利用可能で、テレビなどと接続して、iPod内のフォトデータの再生が可能となる。付属のステレオイヤフォンは、ネオジウム製トランスデューサーマグネットを採用した直径18mmのドライバを使用。インピーダンスは32Ω。 ヘッドフォンやACアダプタ、USB 2.0ケーブル、ACアダプタ、iTunes 4.9などが同梱される。対応OSはMac OS X 10.2.8以降とWindows 2000/XP。 □アップル・コンピュータのホームページ (2005年6月28日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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