携帯オーディオ「とても満足」はアップル、「満足」はアイリバー －「OngakuDB.com」調査。最も重要な購入理由は「容量」

　音楽情報サイト「OngakuDB.com」を運営する株式会社飯原経営研究所は6月24日、「携帯型デジタルプレーヤーに関する生活者調査レポート」の結果を発表した。

　この調査はインターネットによるリサーチで、同サイトのモニター会員のうち1,404名の回答を集計したもの。回答率は49.7%で男性は557名、女性は847名。調査期間は4月7日～11日。

　所有する携帯型オーディオプレーヤーについては、最も多かったのが携帯型MDプレーヤーで49.9%。続いて携帯型CDプレーヤー(38.8%)、「着うた」や音楽データを再生できる携帯電話(34.8%)、カセットプレーヤー(23.1%)となり、フラッシュメモリやHDD搭載の携帯オーディオプレーヤーは22.3%となった。いずれのプレーヤーも持っていないという回答は15.4%。

　男女差では、携帯型デジタルプレーヤーを所有する人は女性が16.8%に対し、男性30.7%となった。しかし、着うたや音楽データを再生できる携帯電話については女性が37.1%となり、男性の31.4%を上回った。

　携帯型デジタルプレーヤーを所有する313名にそのメーカーを尋ねたところ、トップはアップルで42.8%。第2位はリオで9.9%、クリエイティブ(8.6%)、アイリバー(7.7%)、ソニー(7.0%)、東芝(3.5%)、その他(16.9%)、わからない(3.5%)の順となった。

　ただし、調査はソニーの「ネットワークウォークマン」(NW-E405-B/E407/E505/HD5)が発売される前に行なわれた。なお、この問いには、複数台所有する場合は最もよく使う利用する機種が回答されている。

　購入理由(複数回答)では、「デザイン・色がいい」が50.8%。続いて「たくさん曲が入る(容量が大きい)」(47.0%)、「価格が安い」(34.5%)、「形状がいい」(31.0%)、「操作がしやすい」(30.0%)が上位となった。

　一方、「最も重要な購入理由」(単数回答)では、「たくさん曲が入る(容量が大きい)」(20.8%)がトップ。「価格が安い」(18.5%)が2位、「デザイン・色がいい」は17.3%、「機能が豊富(ラジオチューナーや録音など)」(7.0%)、「メーカーやブランドへの信頼」(5.1%)の順となった。

　最も重要な購入理由をメーカー別に見ると、アップルでは「たくさん曲が入る(容量が大きい)」(30.6%)、「デザイン・色がいい」(29.9%)が他メーカー製品を引き離した。ソニーは「メーカーやブランドへの信頼感」(18.2%)が高かった。

　クリエイティブは「価格が安い」(25.9%)、アイリバーは「機能が豊富(ラジオチューナーや録音など)」(25.0%)となった。リオは「価格が安い」(25.8%)とともに、「バッテリーの持ちがいい」(9.7%)も高かった。東芝は「形状がいい」が18.2%で他メーカーを上回った。

　メーカー別の満足度は、「とても満足している」ではアップル(32.8%)、ソニー(27.3%)、アイリバー(25.0%)、リオ(19.4%)、東芝(18.2%)、クリエイティブ(14.8%)の順となったが、「まあ満足している」を加算すると、トップはアイリバー(95.8%)で、続いてアップル(93.2%)、ソニー(81.8%)となった。

　プレーヤー購入後のCD購入枚数の変化では、「とても増えた」は1.9%、「やや増えた」は10.5%。性別による差はほとんどなかった。「変わらない」が83.4%。「やや減った」が2.6%、「とても減った」は1.6%となり、「増えた」の合計(12.4%)が「減った」の合計(4.2%)を上回った。「CDレンタル枚数の変化」でも「増えた」(25.5%)が「減った」(3.6%)より多い。

　携帯型デジタルプレーヤーの非所有者の購入意向としては、53.9%が「はい(購入したい)」と回答した。男女では女性52.1%に対し、男性が57.3%とやや高い。

　女性で最も購入意向が高いのは「20～24歳」(70.1%)。年齢の上昇とともに低下していく傾向にあり、「50歳以上」では35.7%となった。男性で最も購入意向が高いのは「19歳以下」(71.9%)。同じく年齢の上昇とともに低下し、「50歳以上」では47.1%。

□OngakuDB.comのホームページ
http://www.ongakudb.com/index.aspx
□ニュースリリース
http://www.ongakudb.com/service/research/repo/reportbk/050407/index.html
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050712/yano.htm

(2005年7月15日)

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