|
日本テレビ放送網株式会社(日本テレビ)は19日、インターネットを通じて、映像コンテンツをVOD形式で有料配信する事業を2005年秋に開始すると発表した。サービス名は「第2日本テレビ(仮)」。有料配信に加え、広告収入も得るビジネスモデルで、テレビ放送で培った独自コンテンツや放送ノウハウを活かし、早期に会員100万人突破を目指す。 入会は無料。有料コンテンツはコンテンツ単位でストリーミング配信を行なうが、料金などは検討中だという。また、コンテンツの売上げだけでなく、広告収入も得るため、積極的な広告営業も展開していくという。 コンテンツはバラエティやニュース、ドラマなどを予定しているが、サービス開始時はバラエティとショートドキュメント、ニュースパッケージなどがメインになる予定。また、「第2日本テレビ(仮)」の特徴として、いずれのコンテンツも、1本が3~15分程度の短いものになるという。 こうしたコンテンツの特色について同社は、「長く視聴者と向き合うことで培ったコンテンツメーカーとしてのノウハウと、アーカイブという資産を活かし、地上波の番組とは別の形で編集された“VODオリジナルコンテンツ”を提供する」と説明。さらに、今後の展開としては「約18万本あるアーカイブを再パッケージするほか、地上波番組と連動した新コンテンツの制作や、リアルタイムニュース配信なども予定している」という。 また、同社はサービスのイメージ図も公開。トップメニューは商店街のようになっており、喜怒哀楽の「喜通り」、「怒通り」、「哀通り」、「楽通り」にわかれている。同社は「各通りで、“寝る前にちょっとこんな気分になりたい”という視聴者のニースに合わせたコンテンツを提供する」としている。 日本テレビは7月12日に、自社番組のネット配信を検討中であることを明らかにした。その際、「収入モデルや具体的なコンテンツを含めて、様々な考え方を検討している段階。最終決定には至っていない」としていた。
□日本テレビのホームページ
(2005年7月19日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|