ブエナ、OVA「ターザン2」のDVDを発売 －声優を務めたパパイヤ鈴木が魅力を大いに語る!

8月3日発売 標準価格：2,940円～4,935円

タイトル	品番	価格
ターザン2	VWDS-5056	2,940円
ターザン スペシャル・エディション	VWDS-5052
ターザン & ターザン2 3枚組み限定セット	VWDS-5068	4,935円

■ ターザン2

ターザン2

(C)Disney.

　本編ディスクのみの1枚組み。ディスクは片面2層で、本編は約71分。映像はビスタサイズをスクイーズ収録。音声は英語と日本語をドルビーデジタル5.1chで収めている。字幕も日本語と英語を用意する。

　特典映像として、予告編集、ミュージック・クリップ、メイキングなどを収録。さらに、「ボカスカ・バトルゲーム」や「タークとタントーのでこぼこジャングル・ガイド」なども楽しめる。

■ ターザン/3枚組み限定セット

　ディスク2枚組みで、本編ディスクの収録時間は約88分。映像はビスタサイズをスクイーズ収録。音声は、2004年2月に発売された通常版はドルビーデジタル5.0chだったが、スペシャル・エディションでは英語、日本語ともにドルビーデジタル5.1chになっている。

　本編ディスクにも特典を収録しており、未公開シーンや、作品に使われた音楽を紹介するコンテンツ、ゲームなどを収録。さらに、特典ディスクにはメイキング、ストーリーボードと完成版との比較、キャラクターの紹介、作画のメイキングなども収めている。

　「ターザン & ターザン2 3枚組み限定セット」は、ターザン スペシャル・エディションと、ターザン2をセットにしたもの。仕様などは単品版と同じで、単品版を2作品購入するよりも945円低価格になっている。なお、3Dマウスパッド仕様の特製アウターケースが付属する。

ターザン スペシャル・エディション	ターザン & ターザン2 3枚組み限定セット
(C)Disney.

■ 「ターザン2」の魅力をパパイヤさんが大いに語る

　「ターザン2」は、‘99年に劇場公開された前作「ターザン」の生い立ちを描いたOVA作品。ターザンが森の中で逞しく暮らせるようになるまでに起こった出来事を描いた冒険物語になっている。

　8歳の人間の男の子であるターザンは、赤ん坊の頃に自分を拾い、育ててくれたゴリラのカーラを母と思い、ゴリラの群れの中で暮らしていた。しかし、彼にはゴリラほどの運動能力はなく、姿も異なることから、仲間の多くから部外者扱いされ始める。そんなある日、ターザンが引き起こした事故で、カーラが死にそうな目にあってしまう。自分は特異で危険な存在だと思い込んだターザンは、自ら群れを離れて「ゴリラではない自分は何者なのか?」を探す旅に出る。

　彼の行く先には、様々な仲間や敵が現れる。オツムの弱いウートと、暴れ者のケイゴーというゴリラの兄弟もその1つ。はたしてどのような物語が展開するのか、ストーリーの重要な鍵を握る2人の内、ウートの吹き替えを担当したパパイヤ鈴木さんに伺った。

作品の魅力を語ってくれたパパイヤさん

編集部：まず、ゴリラの“ウート”を演じると決まった時の感想から教えてください。

パパイヤ：ダンサーとして仕事をさせてもらってますが、アニメは子供の頃から観ていて、声優という仕事もいつかやってみたいと思っていました。これまでも何回か声の仕事はさせてもらってたんですが、今度はディズニーからオファーが来て、“俺で良いのか!?”ってちょっと不安になりました。でも、ディズニー作品への憧れもあったので、やっぱり嬉しかったです。

編集部：既にドラマや映画で俳優としても活躍なさってますが、声だけで演じる声優の仕事は難しいですか?

パパイヤ：俳優とはまったく違って、本当に難しいです。基本的に声優って“自分の声は後から”じゃないですか。あらかじめ作られた絵に、決められた時間の中で決められたセリフを言うというのが本当に難しい。見るとやるでは大違い。生放送で10秒で何かを言ってくれと言われるのを何度も連続でやるような……緊張の連続でした。

ゴリラの“ウート”を熱演中のパパイヤさん

編集部：作品を拝見したのですが、正直言って、最初はウートの声がパパイヤさんだと信じられませんでした。どのような役作りをしたのですか?

パパイヤ：オリジナルの、外国の方の演技を参考に、陽気でボーッとしたところもあって……という声を目指しました。自分はわりとせっかちな所があって、役柄とダブることはないので、“ゆっくり喋る”ことが難しかった。でも、苦労しただけあって、完成した時の感動は大きかったです。

編集部：観る人が一度でパパイヤさんだと見抜けるか気になりますね。

パパイヤ：たぶん一度聞いただけだと僕だとわからないんじゃないかな。皆さんの反応が楽しみです。

■ ホームシアターのために新婚/家族旅行も我慢!?

よく家族でDVDを楽しんでいるという

編集部：お子さんや家族は「ターザン2」をご覧になりましたか?

パパイヤ：サンプルのVHSビデオは見せましたが、DVD版はまだですね。子供達はディズニーアニメが大好きなので、今度はDVDでウートの声をサラウンドで、前から後ろから語りかけたいです。

編集部：と言いますと、お家にはホームシアターシステムが?

パパイヤ：パソコンとかデジタル系は昔から大好きで、アキバ系振付師なんです(笑)。プラズマテレビを置いて、スピーカーからゴーって音(ピンクノイズ)を出して、サラウンドの調節とかも自分でしっかりやってますよ。ここがベストリスニングポイント、子供達に“ここに座って観なさい”とか言って。

編集部：DVD観賞は家族共通の趣味なんですね。

パパイヤ：唯一の趣味と言っていいかもしれません。このために新婚旅行も家族旅行も我慢してプラズマを買って、そのポイントでサラウンドシステムを買って(笑)。頑張って揃えましたよ。

■ 「夏休みに家族でぜひ見て欲しい」

編集部：パパイヤさんはこの作品に、どんなメッセージが込められていると感じましたか?

パパイヤ：やはり“自分探し”ですね。人間であるターザンがゴリラの中で育ち、自分は何者なのかを自問する。自分が何者なのか? というのはとても難しい問題で、僕だってすぐには答えられない。ターザンがその答えを求めることに、とても重要な意味があると思います。

編集部：確かに。一見子供向けの内容に思えますが、メッセージは子供にも大人にも共通する重要なものですよね。

「年代に関わらず、必ず胸に響くメッセージが込められている」というパパイヤさん

パパイヤ：ええ。アニメではもちろんその答えが出るんですが、それを見て“僕にも見つけられるはずだ”と思う人と、“これはアニメだから”と思う人では大きな違いがあると思います。僕はあくまで前者でありたい。その答えを探しながら日々があるというか……色々と考えてしまいますね。

編集部：親子の絆も重要な要素の1つでした。

パパイヤ：はい。ターザンと母親代わりのカーラの絆を描いたシーンも良いですね。そういう愛情や、大人のゴリラから様々な事を教わる時の素直な心など、観る人によって色々なテーマが見つけられると思います。DVDは映像も綺麗で音も迫力満点、物語もスカッとするので、夏休みにこそ、大画面で家族そろって観て欲しいです。

□ブエナ・ビスタのホームページ
http://club.buenavista.jp/
□DVD情報
http://club.buenavista.jp/disney/product/index.jsp?cid=613

(2005年8月3日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]

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