デノン、HDMIを備えた24万円の2.1chシアターシステム －iPodとも接続可能。SACD/DVDオーディオにも対応

2.1chスピーカーを同梱する

8月下旬発売 標準価格：24万円

利用イメージ

　単品コンポの開発で培ったノウハウを投入し、クオリティの高い映像/音声を確保しながら、わかりやすい操作性や、ポータブルプレーヤーとの親和性を実現したという新コンセプト商品「Sシリーズ」の第1弾モデル。OSDにヘルプメニュー機能などを備えることで、「機械が苦手な人でも手軽にホームシアターの醍醐味が味わえる」という。

　メインユニットはDVDビデオに加え、DVDオーディオ、SACD、CD-R/RW、DVD-R/RWの再生にも対応したユニバーサルプレーヤー仕様。HDMI端子を備え、ファロージャ製のI/P変換回路を内蔵。480p/720p/1080iのスケーリング出力に対応する。また、映像用に216MHz/12bitのDACを採用。コンポジット/S映像用と、コンポーネント用にそれぞれ搭載するデュアルDAC構成となっている。

　音声用には192kHz/24bitのDACを使用。さらに、独自の高音質技術であるAL24 Processingも内蔵する。なお、HDMI端子はマルチチャンネル音声の伝送はサポートしていない。

　FM/AMチューナを備えるほか、フロントパネルにUSB端子を装備。ストレージクラスに対応したポータブルオーディオプレーヤーを接続することで、プレーヤー内部のMP3/WMAファイルの再生が可能。本体のボタン、もしくはリモコンから再生や停止などの基本的操作も行なえる。

　また、同じく前面に用意した専用端子に専用ケーブルを介してDockコネクタを備えたiPodとも接続可能。iPod内の音楽ファイルをS-301のスピーカーから再生できる。

　なお、iPodやUSB端子経由での充電に対応したプレーヤーは、接続しながらの充電も可能。また、前面にステレオミニのアナログ音声入力も備えているため、それ以外の様々なプレーヤーとも接続できる。

ドルビーバーチャルスピーカーを内蔵し、2.1chでバーチャルサラウンド再生が可能

　2.1chスピーカーを同梱しており、アンプはサブウーファに搭載。メインユニットとサブウーファは1本の専用システムケーブルで接続する。

　アンプの最大出力はフロントが70W×2ch(4Ω)、サブウーファが140W(3Ω)。ドルビーバーチャルスピーカー機能を採用しており、2.1chでもバーチャルサラウンド再生が可能。ドルビープロロジック II回路も備えており、2chソースをサラウンドに変換することもできる。

　HDMIに加え、映像出力はコンポジット、S映像、コンポーネント、D2端子を装備。映像入力はコンポジットとS映像を各2系統、音声出力は光デジタルとアナログ音声を各1系統、音声入力はアナログ音声を4系統、光デジタルを1系統、同軸デジタルを2系統備える。メインユニットの外形寸法は380×250×97mm(幅×奥行き×高さ)。重量は4.2kg。

　フロントスピーカーは2ウェイ3スピーカーのダブルウーファ仕様。ウーファは8cm径のコーン型×2、ツイータは2.5cm径のソフトドーム。エンクロージャは密閉型。外形寸法は134×76×335mm(幅×奥行き×高さ)。重量は2kg。なお、卓上型アルミスタンドと壁掛け用のブラケットを付属。別売のフロア型専用スタンド「ASF-S01」も用意する。

　サブウーファはバスレフ型で、20cm径のコーンユニットを1基搭載。外形寸法は236×460×368mm(幅×奥行き×高さ)。重量は15.4kg。

□デノンのホームページ
http://denon.jp/
□ニュースリリース
http://denon.jp/company/release/s301.html

(2005年8月3日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]

Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.