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音楽配信サイト「iTunes Music Store(iTMS)」が4日に日本国内でのサービスを開始したことに伴い、同サービスと協力している一部のレコード会社は配信楽曲の料金改定の方針を提示。これに連動し、iTMS以外の配信サービスを展開している各社では、同レーベルの楽曲の値下げされた。なお、iTMSでは100万曲の登録楽曲の内、90%の曲が150円、10%が200円で販売されている。 アップルはiTMSに協力している15社の詳細を明らかにしていないが、エイベックスネットワークや東芝EMI、コロムビアミュージックエンタテインメントなど、国内の主要レーベルが含まれている。 オリコンは同日に料金改定に関するリリースを発表。運営している有料音楽配信サイト「ORICON STYLE」において、4日の正午より一部の楽曲の値下げを行なったと発表した。オリコンによれば、従来240円で販売していた楽曲が150円になっているものもあるという。 また発表は行なわれていないが、既に同様の価格改定を行なっている配信サイトもある。レーベルゲートが運営している「Mora」では、エイベックスネットワークが提供している鈴木亜美の楽曲が、従来は210円で販売していたが、現在は200円に値下げされているほか、同レーベルの楽曲はExcite Music Storeでも値下げされている。
また、「MusicDrop」や、「OnGen」、「Listen Music Store」も一部楽曲を値下げしている。
なお、今回の値下げと、iTMSの日本サービス開始に関してオリコンは、「これを機に音楽は配信への社会的関心が一層高まることは、オリコンの事業推進にとっても望ましい変化。特にアーティストの音楽配信への志向性が高まり、レーベルとプロダクションとの配信に関する著作権関連交渉が前進し、オリコンの登録楽曲が大幅に増加することが期待される」とのコメントしている。
□ORICON STYLEのホームページ
(2005年8月4日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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