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株式会社ケンウッドは、ホームシアター向けスピーカーシステム7モデルを8月下旬より発売する。「ハイ・クラス」3モデルと「ミッド・クラス」4モデルの2シリーズをラインアップする。
■ ハイ・クラスラインアップ ・LS-X70-M
新開発の「管共鳴構造キャビネット」を採用したフロント用トールボーイスピーカー。 キャビネット折り返し構造により、共鳴感の長さを従来機種の約1.5倍に延長し、より低い再生周波数を実現。また、ウーファユニットが1ストロークで動かす空気の移動距離を延長したことで、38Hzまでの低音再生が可能となったという。 8cmコーン型ウーファ×4、8cmコーン型スコーカー×1、1.9cmソフトドームツィータ×1からなる3ウェイ6スピーカー構成とし、新共鳴管に最適なウーファレイアウトを採用。ギャップの無い厚みを持った低域再生が可能という。ウーファユニットは、駆動力を高めたスクエアボイスコイル採用ユニットで、ロングストロークながら、低歪性能を実現している。 また、ツィータとミッドレンジユニットは専用キャビネットをエンクロージャの内部に装着。管共鳴による内部圧力の鑑賞を回避して、実象感に優れた中高域再生が可能となったという。 再生周波数帯域は38Hz~100kHz、出力音圧レベルは84dB。最大入力は80W、インピーダンスは8Ω。スピーカー端子は、バイワイヤ接続やバナナプラグに対応した真鍮無垢削り出し金メッキ端子。亜鉛ダイキャストを採用したスピーカーベースも付属する。外形寸法は228×325×1,119mm(幅×奥行き×高さ)、重量は15.7kg(1本)。 ・CS-X70-M
LS-X70-Mとのセット利用を想定したセンタースピーカー。8cmコーンウーファ×2と、8cmコーンスコーカー×1、1.9cmソフトドームツィータからなる3ウェイ4スピーカー構成を採用し、エンクロージャは密閉型。 LS-X70-Mと同様にツィータとミッドレンジユニット向けの専用キャビネットを内蔵し、中高域特性を改善。微妙なニュアンスの再現や、実像感の向上を果たしている。再生周波数帯域は60Hz~100kHz、出力音圧レベルは80dB。インピーダンスは8Ω。 視聴ポイントにあわせて角度調節が可能な真鍮無垢削り出し脚を付属。スピーカーターミナルはバナナプラグに対応した金メッキ端子。外形寸法は420×137×102mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.7kg。 ・LS-X50-M
ブックシェルフタイプのフロント/リア用スピーカー。8cmコーン型ウーファ×2、1.9cmソフトドームツィータからなる2ウェイ3スピーカー構成を採用する。 再生周波数帯域は60Hz~100kHz、出力音圧レベルは79dB。インピーダンスは8Ω。フロントでも利用可能なワイドレンジ再生対応としている。スピーカーターミナルは、バナナプラグ対応の真鍮無垢削り出し金メッキ。外形寸法は102×136×288mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.6kg(1本)。
■ ミッド・クラスラインアップ ・LS-9070ES-M
フラットパネルテレビなどとの組み合わせを想定した薄型のトールボーイスピーカー。管共鳴技術を採用することで、薄型ながら量感あふれる低域再生を実現したという。 8cmコーンウーファ×4と、8cmコーンスコーカー×1、1.9cmソフトドームツィータからなる3ウェイ6スピーカー構成を採用。スピーカーユニットは新設計。ツィータ/ミッドレンジ専用キャビネットをエンクロージャ内部に内蔵する。また、キャビネットの前面/背面のコーナー部にラウンドを設けることで、回折による影響を低減するラウンドバッフルを採用。シャープな音像を実現したという。 再生周波数帯域は48Hz~100kHz、出力音圧レベルは83dB、インピーダンスは8Ω。亜鉛ダイキャスト製のスピーカーベースを採用する。バナナプラグ対応の真鍮削り出し金メッキ端子を装備する。外形寸法は220×265×1,119mm(幅×奥行き×高さ)、重量は10.8kg(1本)。 ・LS-7070ES-M
LS-9070ES-Mと同じ新設計のウーファ、ツィータユニットを採用したセンタースピーカー。 8cmコーンウーファ×2と1.9cmソフトドームツィータ×1からなる2ウェイ3スピーカー構成を採用し、エンクロージャは密閉型。再生周波数帯域は60Hz~100kHz、出力音圧レベルは79dB。インピーダンスは8Ω。400×136×102mm(幅×奥行き×高さ)。重量は3kg。 ・LS-5070ES-M
ブックシェルフタイプの2ウェイ2スピーカーで、エンクロージャはバスレフ式。スピーカーユニットは8cmコーンウーファ×1、1.9cmソフトドームツィータ×1から構成される。 再生周波数帯域は60Hz~100kHz、出力音圧レベルは77dB、インピーダンスは8Ω。外形寸法は108×172×213mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.2kg(1本) ・SW-508ES-M
同社製シアタースピーカー向けのサブウーファ。下向きだけでなく、斜め下方にウーファユニットを配した独自の「Slanting Layout Woofer」を採用し、音圧の強化や、不要な中低域のカットを防いでいる。 アンプ出力は75W×2chで、16cm径のコーン型ウーファ×2を装備する。再生周波数帯域は30Hz~800Hz、出力音圧レベルは85dB、インピーダンスは6Ω。外形寸法は219×392×439mm(幅×奥行き×高さ)、重量は14.5kg。 □ケンウッドのホームページ (2005年8月8日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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