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東映ビデオ株式会社は8日、発売を延期していた日本のテレビドラマ版「スパイダーマン」DVD-BOXを、12月9日に発売すると発表した。価格は47,250円。初回生産限定となっており、ディスク8枚組み。シリーズ全41話を収録するほか、特典映像や解説書なども付属する。 同社は2004年6月に、スパイダーマンのDVD-BOX化を発表。当初は発売時期を「2005年春」としていた。しかし、2004年11月に発売を延期を発表。新しい発売日は未定となったが、「発売中止ではなく、製品化に向けて引き続き努力していきたい」としていた。 今回決定した発売日は2005年12月9日。ドラマシリーズ全41話を片面2層ディスク7枚に収録しており、映像は4:3のスタンダードサイズ。音声はモノラルとなっている。なお、DVD化にあたってはニュープリント・コンポーネントマスターを使用する。 また、片面1層の特典ディスクも1枚同梱。特典映像として、‘78年夏に「東映まんがまつり」で公開された劇場版「スパイダーマン」(24分)を収録している。さらに、封入特典として、「スパイダーマン大検証」と題した100ページの解説書も同梱する。 ドラマ「スパイダーマン」は、マーベル・コミックスの同名漫画を東映が実写テレビドラマ化した作品。'78年からテレビ東京系で放送された。 CGなどが無かった時代の作品だが、ビルの壁を登り、天井を這う蜘蛛男のアクションを特撮で再現した。また、「マーベラー、チェンジレオパルドン」で、巨大ロボット「レオパルドン」に変形。スパイダーマンがレオパルドンを操り敵と闘うなどの、日本版オリジナル要素も多く取り入れており、現在の戦隊ヒーロードラマの原型を築いた作品とも言われている。 なお、体を張った生身のアクションの数々に感激した原作者のスタン・リーは「日本版スパイダーマンだけは別格だ。レオパルドンは別として……」というコメントを残したという。 平和に暮らしていた山城宇宙考古学研究所の山城博士一家。だが、スピードレーサーの拓也の耳に、ある日「わが兄弟よ、来たれ兄弟、わが兄弟よ…」という不思議な声が聞こえてきた。それは400年前、鉄十字団のモンスター教授によって、故郷の星を追われたスパイダー星の王子・ガリアの声だった。選らばれた青年・拓也はガリアからスパイダーエキスを注入され、スパイダーマンに変身。鉄十字団と死闘を繰り広げていく。
監督は竹本弘一、佐伯孚治、小林義明ほか。特撮は矢島特撮研究所が担当。出演は香山浩介、三浦リカ、大山いづみ、矢葺義晴ほか。収録する各話のサブタイトルは既報の通り。
□東映ビデオのホームページ
(2005年8月8日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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