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カノープス株式会社は、LAN接続型のテレビチューナ/録画ユニット「DNT-888L」を9月8日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は39,980円前後の見込み。
テレビ録画/視聴ソフトのFEATHERをPCにインストールするだけで、同一ネットワーク内のパソコンでテレビ視聴/録画を可能とするネットワークテレビ録画ユニット。 地上アナログチューナ(VHF1~12、UHF13~62、CATVC13~C35)を搭載。チューナはソニー製のスプリットキャリアチューナで、画質/音質の向上を図った。ユニット内には、NEC製のゴーストリデューサ「μPD64031」や、3次元Y/C分離回路「μPD64011」、Philips製のMPEGエンコーダ「SAA6752」を内蔵。また、コントロールマイコンとして「SH-2」を搭載している。OSはiTRON。
「DNT-888L」はスタンドアローンでhttpサーバーとして動作。ユニット内でMPEG化したビデオデータをネットワーク経由で伝送し、任意のFEATHERをインストールしたPCで、視聴/録画可能となる。録画データはクライアントPCに保存する。記録解像度720×480/480×480/352×480/352×240ドット、最大8MbpsのMPEG-2録画に対応。ただし、録画を行なう場合は、有線LAN環境での利用が推奨されている。 なお、FEATHERのクライアントはPC2台分用意され、複数台のパソコンから「DNT-888L」を利用できるが、2台以上のパソコンで同時に利用することはできない。複数台の「DNT-888L」を1台のPCで使用することもでき、MTVXシリーズなどの同社製キャプチャカードとの共用も可能。 FEATHERをインストールすると、ネットワーク上のDNT-888Lを自動検出するため、IPアドレスなどの設定の必要はない。対応OSはWindows XP。 また、同社のサポート外となるが、フリーのビデオクライアントソフト「VLC」を使用し、Windowsのほか、MacやLinux環境でも動作が確認できたという。実際に会場ではMac miniでDNT-888Lのテレビチューナ映像を表示するデモも行われていた。 ビデオ入力は2系統で、入力端子はコンポーネント×1、S映像×2、コンポジット×2、アナログ音声入力×2を装備。外部入力を経由した録画も可能だが、デジタル放送のコピーワンス番組は録画できない。外形寸法は184×205×50mm(幅×奥行き×高さ)。ACアダプタが付属する。
□カノープスのホームページ (2005年8月10日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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