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米Silicon Imageは24日(現地時間)、HDMI Ver.1.2に対応したPC向けのチップセット「PanelLink SiI 1930」、「PanelLink SiI 1390」を発表した。25日までサンフランシスコで開催されたIntel developer Forumで、NVIDIAやATIなどのグラフィックチップメーカーがリファレンスデザインを公開した。 HDMI Ver.1.2では、DSD音声の伝送に対応しSACDの音声信号を1本のHDMIケーブルで伝送可能となったほか、PCへの対応強化が図られている。従来、家電向けに展開されてきたHDMIだが、PCでのHDコンテンツ伝送方式として、PC OEMやグラフィックカードメーカーへの対応を呼びかけていく。 SiI 1930は、HDMI 1.2をフルサポートし、GPUと独立したチップとしてグラフィックカード向けに提供される。HD映像や最大8ch/192kHzのオーディオ伝送が可能となる。IDFではSiI 1930トランスミッタを搭載したグラフィックカードをATIとNVIDIAが出展している。 SiI 1390もHDMI 1.2をサポートし、解像度1,600×1,200ドットもしくは最高1080pのビデオ信号に対応する。IDFではSiI 1390を搭載したADD2カードをSilicon Imageが出展した。 価格はともに1,000個ロット時6.5ドル。チップは既にサンプル出荷/量産開始している。また、ATIとNVIDIAのリファレンスキットもサンプル段階、SiI 1390のADD2リファレンスデザインもサンプル出荷を開始している。 □Silicon Imageのホームページ (2005年8月29日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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