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クリエイティブメディア株式会社は1日、5GB HDD搭載のオーディオプレーヤー「Zen Neeon」にウィルス(ワーム型)「W32.Wullik.B@mm」が混入した問題に関しての最新情報を公開。また、専用対応窓口の設置や、再発防止策なども明らかにした。 この問題は、同社が7月から発売しているHDDプレーヤー「Zen Neeon」に、ウィルス(ワーム型)「W32.Wullik.B@mm」が混入しているロットがあったというもの。「W32.Wullik.B@mm」はWindows上でOutlookのアドレス帳に登録されているメールアドレスをもとに大量メール送信を行なうなどの特徴がある。 8月25日の発表時では、「日本への出荷割り当て約3,700台のうち、100台強の製品にウイルス混入の可能性がある」としていたが、同社が回収やスクリーニングを実施した結果、市場に残る2,900台のうち、混入の可能性があるのは50台未満になったという。また、現在2台の混入を確認したとしている。 また、その他の製品には影響がなことを確認したほか、障害のあるシステムの撤去を実施。「障害が発生した工場で今後製造されるZen Neeonに関しても、問題が修正されたことを確認した」という。 さらに、混入の可能性の無いシリアル番号も発表。パープル、ブルー、オレンジ、レッド、シルバーのモデルでシリアルがM2から開始される製品では問題ないとした。また、グリーン、ダークブルー、イエロー、ピンク、ブロンズモデルも混入の可能性は無い。 ウィルス混入の可能性のあるプレーヤー本体のシリアル番号は、「M1PF1230528000001M 」~「M1PF1230533001680Q」の製品で、ボディカラーはパープル/ブルー/オレンジ/レッド/シルバーの5色。 また、1日よりフリーダイヤルの専用相談窓口も設置された。Zen Neeonが原因によるPCの障害や、ユーザーが自身でワームを駆除できない場合などは、同窓口まで相談するよう呼びかけている。
【Zen Neeon 対応窓口】
【Zen Neeon サポートページ】
同社は再発防止対策として「全てのスタッフに対して、テストと作業手順においてコンプライアンスの強化を徹底する。また、作業上認められていないデバイスのテスティングシステムでの使用を排除。さらに、テスティングシステムと作業手順を遵守しているかどうかをモニタリング、および検証するため、品質監査の頻度を増やしていく」としている。
□クリエイティブメディアのホームページ (2005年9月1日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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