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株式会社ティアック エソテリック カンパニーは、音質だけでなく、エレガントなデザインにもこだわったというオーディオシステム3機種を発売する。SACDプーヤーの「SZ-1」と、ユニバーサルプレーヤーの「UZ-1」、デジタルプリメインアンプの「AZ-1」をラインナップ。各モデルの発売日と価格は下表の通り。
いずれも高さ77mmのスリムな筐体を採用したオーディオシステム。同社によれば、団塊ジュニアと30代後半から、団塊世代を含む50代の都市型インテリ層に多い「感性豊かで見識のある人々のライフスタイルに応えるシステム」を目指して開発。適度なサイズと、リビングのアートとしての存在感を併せ持ったフォルムだという。 フロントパネルは4cm厚のアルミブロックからの削り出し。本体のボタンには丸型プッシュボタンを採用。再生/停止などの基本操作のみをフロントパネルに配置し、シンプルな操作性を実現。なお、全モデルにリモコンが付属する。
■ SZ-1/UZ-1 SACDプレーヤーのSZ-1と、DVDビデオ/SACD/DVDオーディオの再生に対応したユニバーサルプレーヤーのUZ-1。
オーディオ部分の主な仕様は共通で、どちらもSACDの再生に対応するため、オーディオDACにPCMとDSDの両フォーマットに対応したシーラスロジック製の「CS4398」を採用。さらに、DSD信号をDAC内部にて、ボリュームなどの処理回路を一切通さず、出力段までストレートな処理を行なう「DSD-Directモード」も利用できる。 ドライブ部には、同社の「P-01」や「P-03」などで採用された、独自の軸摺動型ピックアップなど、ハイエンドモデルのノウハウを投入。高精度な読み取りを実現したという。 また、iLINK出力も備えており、SACDのマルチチャンネル出力なども可能。同時発表のデジタルアンプ「AZ-1」もi.LINKを備えているため、1本のケーブルで接続できる。ただし、AZ-1は2chアンプ。 さらに、ワードシンク入力を装備しており、「AZ-1」のワード出力と接続可能。互いの同期運転ができ、さらに高音質な再生が行なえるという。 UZ-1の映像部には、ビデオ用DACとしてアナログデバイセズ製の14bit/216MHz DAC「ADV7314」を搭載。ノイズ成分を不要帯域にシフトさせ、高S/N比を実現するNSV(Noise Shaped Video)処理と合わせて、高精細な映像が表示できるという。 I/P変換用ICには、ファロージャ製のチップを採用。プログレッシブ再生でも、滑らかな映像を実現したとしている。また、UZ-1は音声出力にも対応したHDMI出力も備えている。 SZ-1の音声出力端子は、i.LINK、同軸デジタル、光デジタル、アナログ音声(RCA)、アナログ音声(XLR)を各1系統用意。ワード入力(BNC)も1系統備え、対応周波数は44.1/88.2/176.4/100kHz。アナログ音声のSN比は130dB(SACD)。ダイナミックレンジは107dB。歪率は0.002%。外形寸法は400×342×77mm(幅×奥行き×高さ)。重量は8.4kg。 UZ-1の音声出力端子は、i.LINK、同軸デジタル、光デジタル、アナログ音声(RCA)を各1系統。映像出力はHDMI、D2、コンポーネント、S映像、コンポジットを各1系統備える。ワード入力の仕様はSZ-1と同じ。アナログ音声のSN比は130dB(SACD)。ダイナミックレンジは107dB。歪率は0.002%。外形寸法は400×342×77mm(幅×奥行き×高さ)。重量は8.5kg。
■ AZ-1
SZ-1/UZ-1との組み合わせを想定したデジタル・プリメインアンプ。パワーアンプ部には、P-01/D-01で培ったという高精度DA変換技術と、高精度クロック技術を導入。分解能や密度感に優れ、ナチュラルな音質を実現している。 電源部には高効率のWBトランスを採用している。また、ワードシンク出力も装備しており、SZ-1/UZ-1など、ワード入力を装備する機器との同期が可能となっている。 音声入力端子は、i.LINK、同軸デジタル、光デジタルを各2系統、アナログ(RCA)を3系統用意。ワード出力(BNC)は1系統で、対応周波数は32/44.1/88.2/176.4/48/96/192/100kHzに対応。
スピーカーターミナルはWBT製のスクリュータイプを採用。最大出力は50W×2ch(8Ω時)、80W×2ch(4Ω時)。外形寸法は400×342×77mm(幅×奥行き×高さ)。重量は10kg。
□エソテリック カンパニーのホームページ
(2005年9月1日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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