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アップルコンピュータ株式会社は8日、同日より発売された「iPod nano」(2GB 21,800円、4GB 27,800円)、「iTunes 5」と、米国で発売されるiTunes対応携帯電話「ROKR E1」のプレスイベントを開催。米国で9月7日(現地時間)に行なわれた発表会の衛星録画上映と、iPod nanoなどの展示が行なわれた。 米国の発表では、同社CEOのSteve Jobs氏が登壇。マドンナと会場でライブチャットを行なうなど、アーティストも登場し、各製品の新機能などをアピールした。 iPod nanoの紹介では、Jobs氏が「今回、“1000 songs in your pocket”というiPodのコンセプトに立ち返った」と説明。「このジーンズのポケットは、iPodを入れるためにあるのだが、この手前にある小さなポケットは何のためにあるのでしょう? 」と、ジーンズのコインポケットからiPod nanoを取り出し、会場を沸かせた。 サイズがiPod miniに比べ62%と小型化したことや、クリエイティブ Zen Microなど他社製品ともサイズを比較し、コンパクトさを強調。新機能である世界時計やストップウォッチ、スクリーンロックなども紹介した。
同氏は、iTunes Music Store(iTMS)開始時の紹介と同様にPSPと比較し、前四半期には3倍売れたことをアピールした。また、iPod向けアクセサリが1,000種類を超えたことも発表。「Made for iPod」のロゴを付けた製品は、開発中のものを含め700種類を超えたという。 そのほか、自動車においても、2006年には30%がiPodと接続可能なモデルとなるだろうと述べた。
iTunes 5では、新たに追加された検索機能「Search Bar」や、ペアレンタルコントロール、スクリーンロックなどを紹介。さらに、シャッフル機能のレベルを変更することが可能になり、同じ曲が再生される頻度を調整できる「smart shuffle」も説明された。 また、iTMSで、「ハリー・ポッター」の全6シリーズを「デジタルオーディオブック」で独占販売することも発表。購入は1巻ずつでも、6巻まとめた「Harry Potter Digital Box Set」でも可能。価格は各巻が3,700円~10,500円、ボックスセットが40,000円。 なお、同作品の「ホグワーツ魔法学校」の紋章が刻印された20GBのコレクターズエディションも米国で発売されるが、日本国内では販売されない。
そのほか、米国で発売されたiTunes対応携帯電話「ROKR E1」については、現地で放映されるCMを披露。なお、日本国内での販売については「可能性についても未定」(広報部)としている。
プレゼンテーションの最後は、歌手のカニエ・ウエストが登場し、ライブで2曲を披露。そのほか、会場には、チェリストのヨー・ヨー・マが来場したほか、全種類のiPodを所有しているというマドンナとJobs氏がライブチャットを行なった。
上映終了後、米Appleの前刀禎明マーケティング担当バイスプレジデントが登壇。iPod nanoについて「iPod史上最大の革命」とし、「iPod nano、iTunes5、そして8月に開始したiTMSの3つにより、日本のポータブル音楽プレーヤーの中でiPodの存在がさらに増すことを確信する」と述べた。 □アップルのホームページ (2005年9月8日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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