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ソニーは、コンパクトデジタルカメラ「サイバーショット」シリーズの新モデルとして、MPEG-4形式での動画撮影に対応した「DSC-M2」を10月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万円前後の見込み。カラーリングはホワイト、ピンク、シルバーの3色を用意する。 2004年11月に発売された「DSC-M1」の後継モデルとなっており、2.5型のTFT液晶モニタを搭載。液晶部が90度横にスライドする「フリップデザイン」を踏襲しており、フリップした部分のうち、液晶画面だけを前後方向に回転させることも可能。自分撮り、ローアングル撮影、ハイアングル撮影、ビューワースタイルなどに対応できる。 本体に「PHOTO」、「MOVIE」、「MODE」(再生)と、3個の大型ボタンを採用。ボタンを押すことで各操作に切り替わる。また、新たにシャトルキーを搭載。画像再生時の早送りなど、操作性や検索性が向上したという。 撮像素子は、1/2.5型有効画素510万画素のSuper HAD CCDを搭載。前モデルの1/2.4型有効画素510万画素から小型化している。MPEG-4形式で動画が撮影できる機能は前モデルと同じで、640×480ドット/約30fps、320×240ドット/約30fps、320×240ドット/約15fpsの3モードから選択可能。ただし、ブロックノイズの低減や、低照度環境下での明るさの向上など、録画品質はDSC-M1よりも進化しているという。 記録媒体はメモリースティックDuo/PRO Duo。2GBのメモリースティックを利用した際は、640×480ドットモードで約92分、320×240ドット/約15fpsモードで約17時間11分の録画が行なえる。 また、撮影した静止画や動画のオリジナル画像とは別に、静止画は640×480ピクセル、動画は320×240ピクセル(1fpsまたは2fps)にリサイズして本体内蔵メモリに自動的に蓄積する「ポケットアルバム」機能を搭載。メモリーカードが無くても、撮影した画像をいつでも持ち歩け、カレンダー表示される画面で容易にブラウズできるようになっている。画像は1,100枚まで保存可能で、古いものから削除される。 さらに、動画編集/DVD作成ソフトの「Nero Vision Express3」を同梱しており、撮影した動画ファイルをPCで編集できる。 レンズは光学3倍ズームのカールツァイス「バリオテッサー」。焦点距離は38~114mm(35mm判換算)、F値は3.5~4.4。拡大鏡モードを備えており、最短約1cmまで近寄って撮影できるようになった。 静止画の最大記録解像度は2,592×1,944ドット。シーン撮影モードも備えており、最大4枚の連写が可能。起動時間は約1.5秒。So-netやライブドアが運営しているBLOGに、PCを介して撮影した動画を手軽に掲載する機能も備えている。
フラッシュを内蔵。本体にはUSB 2.0と、AV出力を備えている。電源は付属のインフォリチウム電池「NP-FT1」を使用。CIPA準拠の静止画撮影可能枚数は約210枚、動画の記録可能時間は約105分。外形寸法は51.2×32.4×123.1mm(幅×奥行き×高さ)。バッテリやメモリースティックなどを加えた撮影時の重量は約210g。ACアダプタなどを同梱する。
□ソニーのホームページ
(2005年9月13日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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