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ソニーは、新開発の薄型ユニットを採用した5.1chスピーカーシステム「SA-FT7ED」を10月21日に発売する。価格は294,000円。なお、増設用スピーカー「SS-FRF7ED」(44,100円)や、ガラスフロアスタンド「WS-FT7」(36,750円)も同時発売する。
厚さ30mm(フロント/サラウンド)という薄型筐体を採用した5.1chスピーカーシステム。薄型化するためにユニットを新開発。一般的なユニットとは異なり、ネオジウムマグネットの同極同士を向かい合わせに設置し、磁束を外周に向かって放出させ、そこにボイスコイルを設置した「反発磁気回路方式」を採用。振動板はボイスコイルのボビン中央と接続しており、薄型ながら高音質なユニットを実現したという。 また、振動板にはマイカフレークと合成繊維を原材料とし、マイカフレークを発泡セル構造に成型した「MRC振動板」(マイカ・リインフォースド・セルラー)を採用した。 また、再生中にスピーカーが発する熱を効率的に逃がすため、熱伝導性の高いアルミフレームを採用。アルミ製のバックキャビネットに直結することで、熱によるパワーリニアリティー特性の悪化を防いでいる。 ツイータには同社「Xシリーズ」と同じEDツイータを採用し、70kHzまでの高域再生に対応。ネット部はステンレスエッチングメッシュグリルネットという0.3mmの薄型ステンレス板に0.5mm径の穴を無数に開けたものを採用。約100kHzまで音を劣化させずに透過させられるという。 フロント/サラウンド/センターともに、エンクロージャはバスレフ型。ユニットは、フロントとサラウンド用が10cm径のコーン型ウーファと、2cm径のドームツイータを採用。センターは8cm径のコーン型ウーファ、2cm径のドーム型ツイータとなる。インピーダンスは8Ω。 サブウーファ用には、ロングストロークのボイスコイルを備え、MRC振動板を採用。15cm径で、エッジにはクロスコーティング発泡ゴムを採用した。エンクロージャはアコースティックローデッドバスレフ型。アンプ部の最大出力は250W。
□ソニーのホームページ
(2005年9月20日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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