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東北パイオニア、「四軸織物」採用のスピーカー用振動板
-高い内部損失と剛性を確保。車載スピーカーで導入


9月21日発表


 東北パイオニア株式会社は21日、特殊織物の明大株式会社と共同で、四軸織物を使用したスピーカー用振動板を開発したと発表した。車載スピーカー用として市場導入する。

 振動板の素材であるアラミド繊維は、従来の二軸(縦、横)織物の場合、強度が0度方向と45度方向で異なるという問題があった。今回開発した、二軸に加え、斜め方向に糸を2本交差させた四軸織物では、強度バランスの均一化が可能となる。

 背面に軽くて高剛性の補強体を追加することにより従来比110%の内部損失と、200%の剛性を実現し、入力信号に忠実な再生が可能になるという。なお、両社は同技術について共同で特許を出願している。

四軸織物 従来の二軸織物

 四軸織物は明大が'89年に開発。曲げやねじれに強く、ゴルフクラブのシャフトやラケットなどにも採用されている。

□東北パイオニアのホームページ
http://www.pioneer.co.jp/topec/
□明大のホームページ
http://www.meidai.co.jp/
□ニュースリリース(PDF)
http://www.pioneer.co.jp/topec/pdf/2005_prs/20050921_4jiku_sp.pdf

(2005年9月21日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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