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株式会社東芝は21日、9月14日のDVDフォーラムの最上位組織「Steering Committee」で、同社が開発したHD DVD-Rディスクの2層ディスク(容量30GB)がver.1.9として承認され、大容量化に目処がついたと発表した。 今後、DVDフォーラムより技術開示が開始され、10月17日から開始されるDVDフォーラムの互換性試験に、同社はディスクメーカーと共に参加。今年中のHD DVD-R 2層ディスクの規格書発行(ver.2.0)を目指す。なお、対応HD DVDレコーダは来春発売の予定としている。 同社は8月に、スイスの色素メーカーであるクラリアントと、2層ディスクに対応する新たな有機色素を共同で開発。この色素を使ったHD DVD-Rの2層ディスクをDVDフォーラムに提案し、今回、新たな規格としてver.1.9が承認された。 今回承認された2層ディスクは、現行DVDや既に規格書が発行されているHD DVD-ROM/RWディスクと同じく、0.6mmディスクの2枚貼り合わせ構造を採用。現行のDVD-Rと同じく、記録層に有機色素を使うため、DVD-R製造設備を活用することができるほか、スピンコート工法を活用でき、製造コストを抑えることができるとしている。 □東芝のホームページ (2005年9月21日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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