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ジェネオン エンタテインメント株式会社は、映画「亡国のイージス」のDVDを12月22日に発売する。通常版と、特典ディスクを加えた2枚組みの「プレミアム・エディション」、さらに特典ディスクとグッズを加えた「コレクターズBOX」の3タイプを用意。各タイプの価格、仕様、品番は下表の通り。
■ 通常版 本編ディスクのみを収録。初回生産分はアウターケースが付属し、デジパック仕様。初回生産分終了次第、アマレーケース仕様に切り替わる。 ディスクは片面2層で、本編の収録時間は127分。映像はシネマスコープサイズをスクイーズ収録。音声はドルビーデジタル5.1chとDTSの2種類で収録。字幕は英語と日本語の2種類収めている。
■ プレミアム・エディション
本編ディスクは通常版と同じ。特典ディスクを1枚付属しており、計2枚組みとなっている。また、通常版と同様に初回生産分のみアウターケース付きのデジパック仕様となる。
特典ディスクには、阪本監督や原作者の福井晴敏氏など、スタッフへのインタビュー映像や、ロンドンシンフォニーオーケストラによる録音風景などを収めた「TALKING ABOUT “AEGIS”」。さらに「MAKING OF “AEGIS”」と題して、撮影風景やキャスト・インタビュー、VFX解説などのコンテンツも収めている。
■ コレクターズBOX
初回限定生産の特別版。プレミアム・エディションと同じ本編ディスクと、特典ディスク1枚目を収録。コレクターズBOXのみの、2枚目の特典ディスクも同梱する。収録内容は、福井晴敏がイージス艦内をナビゲートする「福井晴敏が行く! イージス艦探訪記」。未公開シーン集や、自衛隊各基地の撮影資料映像集、庵野秀明氏による画コンテ集と本編映像の比較コンテンツ、記者会見や舞台挨拶などのイベントの模様も収めている。 さらに、特別編集版のオリジナル・サウンドトラックCDも同梱。また、封入特典として映画の企画書や、写真集、庵野秀明氏による画コンテ集などのオリジナル・グッズも付属する。 映画「亡国のイージス」は、「戦国自衛隊1549」や「ローレライ」など、2005年の邦画界で活躍する作家・福井晴敏氏の同名小説を原作にした海洋サスペンスアクション。小説は日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞、大藪春彦賞の3賞を制覇し、58万部を超えるベストセラーとなった。 海上自衛隊のイージス艦「いそかぜ」の副艦長・宮津二佐は、東京湾沖での訓練航海中に、某国の対日工作員ヨンファと共謀。艦長を殺害し「いそかぜ」を乗っ取ってしまう。宮津らは、乗務員を強制的に退艦させると、日本政府に対し「現在、本艦の全ミサイルの照準は東京首都圏内に設定されている。その弾頭は通常にあらず」と宣言する。 彼らが手にしているのは、1リットルで東京を壊滅させるという特殊兵器「GUSOH」(グソー)。防衛庁は事態の解決を試みるが、いそかぜの防衛システムを前に打つ手がない。そんな中、艦の構造を誰よりも知る先任伍長・仙石は、たった一人で「いそかぜ」を奪還する孤独な闘いを開始するのだが……。 出演は真田広之、寺尾聰、佐藤浩市、中井貴一ほか。監督は阪本順治。専守防衛と軍事力の関係や、「守るべき国家とは何か」というテーマに人間ドラマを織り交ぜ、高い評価を得た。イージス艦とは、広大な範囲から飛来する複数の敵に対し、同時に迎撃・攻撃が行なえる「イージスシステム」を搭載した艦船のこと。
また、原作と脚本に共感した海上自衛隊が「任務に誇りを持つ血の通った人間が描かれている」とし、史上初となる全面協力を表明。航空自衛隊も協力し、訓練に密着した撮影を許可。会話や通信に登場する用語や敬礼の仕方に至るまで監修し、新鋭のF2支援戦闘機による撮影用の離着陸が許可されたことも話題となった。
□ジェネオンのホームページ
(2005年11月2日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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