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株式会社アイ・オー・データ機器は、LAN接続したPCやAVeL LinkPlayerでテレビを視聴できるネットワーク接続型TVチューナユニット「Link Tuner」(AVLT1/GXW)を12月上旬に発売する。価格は50,085円。 据え置き型のTVチューナユニット。最大の特徴はLAN接続に対応し、無線LANルータなどと接続すれば、LAN内の同社LinkPlayerシリーズやPCでテレビが視聴できること。チューナユニット内にViXS製のハードウェアMPEGエンコーダ「XCode II-L」を内蔵しており、チューナーからの映像をリアルタイムにMPEG-2フォーマットにエンコードし、対応端末へ配信する。 チューナはアナログで、2基搭載したダブルチューナ仕様。2カ所(2端末)から別々のチャンネルを表示することができる。LinkPlayerシリーズがクライアントとして利用できるほか、デジオンのDLNA対応ソフト「DiXiM」をバンドル。同ソフトをインストールしたPCでも視聴できる。また、チャンネル変更はクライアント側から行なえる。DiXiMの対応OSはWindows XP。
配信映像の品質はチャンネルごとに設定でき、解像度は720×480ドットを上限とし、映像ビットレートは2~15Mbps間で設定が行なえる。また、高画質化回路としてゴーストリデューサーや3Dノイズリダクション、3次元Y/C分離回路も搭載。3DNRと3次元Y/C分離回路の同時利用も可能。各種設定はPCのブラウザ経由で行なえる。
入力端子としてS映像、コンポジット、アナログ音声(RCA)を各1系統装備。テレビだけでなく、接続したレコーダなどからの映像も配信できる。ただし、マクロビジョンやCGMS-Aのかかったコピーワンスコンテンツなどは配信できない。
現時点ではネットワークチューナとしての機能のみ搭載しているが、将来的にはファームウェアのアップデートでDLNAに正式対応する予定で、DLNA対応機器でもテレビが視聴できるようになる。さらに、端末のPCにインストールした「mAgicTV」を利用し、PCで番組の録画ができるようになるという。対応時期は未定だが「2006年の第1四半期を目処にしている」という。 さらに、2006年の第2四半期以降には、LANDISK(ネットワーク接続型HDD)へのダイレクト録画機能を備える予定で、PCを使わずに録画環境が構築可能になるとのこと。さらに、VODや動画のネット配信もサポートし、非PCユーザーもターゲットとして拡大。さらに、ネット接続機能や、MPEG-4形式のサポート、DTCP-IPをサポートし、コピーワンスコンテンツのLAN内配信もサポートする予定。 ただし、LANDISKのサポートまではAVLT1/GXWのファームウェアアップデートで対応する予定だが「その後についてはファームウェアのアップデートで対応できるか、機能を追加した別モデルになるかは未定」としている。 Ethernetは10BASE-T/100BASE-TXを1ポート装備。USB 2.0も1系統備えているが、現時点での利用用途は決定していないという。外形寸法は約430×267×50mm(幅×奥行き×高さ)。
□アイ・オー・データのホームページ
(2005年11月8日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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