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TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)と株式会社レントラックジャパンは8日、経営統合を行なうことで合意したと発表した。統合に先立ち、CCCは会社分割を行ない、持株会社制に移行。新設分割継承会社は株式会社TSUTAYAとなる。 分割の期日は2006年3月1日。同日に株式交換が行なわれ、レントラックはCCCの完全子会社となり、2006年2月21日に上場廃止となる予定。株式交換比率は、レントラック株式1株につきCCC株式0.3株を割り当てる。CCCが保有するレントラック株式(2,213万6,000株)については、CCC株式の割当交付は行なわない。 両社は昨年、CCCによるレントラック株式の公開買付けによる子会社化を行ない、加盟店の収益が向上するなどの成果が表れていた。しかし、ブロードバンドインフラの普及や、コンテンツホルダが動画配信サービスへ有料コンテンツを提供するなど、市場環境の変化に対応するため、意思決定のスピード向上や、機動的な事業再編、個々の事業の採算性や権限、責任の明確化などを目的とし、持株会社制への移行を決定したという。
株式交換の目的については、TSUTAYA事業におけるPPT(収益分配方式)を活用した商品提案力や商品調達力の強化を行なうことで、オールPPT化への弾みを付ける狙いがある。さらに、今後は両社が保有するノウハウを人材交流によって拡大し、レントラックが展開している宅配DVDレンタル事業「TSUTAYA DISCAS」とTSUTAYA onlineとのシナジーを創出。顧客価値を高めるサービスを提供していくとしている。
□カルチュア・コンビニエンス・クラブのホームページ
(2005年11月9日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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