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株式会社アニプレックスは、劇場用アニメ「鋼の錬金術師 シャンバラを征く者(ゆくもの)」を2006年1月25日にDVD/UMDビデオ化する。DVDは3枚組みの「完全生産限定版」と、本編ディスクのみの通常版の2種類。UMDビデオは1種類を用意する。各バージョンの品番や仕様は下表の通り。
■ 完全生産限定版 本編ディスクと2枚の特典ディスクを同梱した3枚組み。本編ディスクは、映像をスクイーズ収録。音声をドルビーデジタル5.1chで収録する。さらに、完全生産限定版のみの特典として英語字幕とオーディオコメンタリーも収録する予定。 特典ディスクの内容は未定だが、「メイキングなどを収録した、ボリュームのある内容になる予定」(アニプレックス)としている。さらに、封入特典としてジャケットサイズのカード集と、解説付きのガイドブックも同梱する。 なお、BOXケースには、キャラクターデザインを担当した伊藤嘉之氏の描き下ろしイラストが使われる予定。
■ 通常版 本編ディスクのみを収録した通常版。音声や映像の仕様は完全生産限定版と同じだが、英語字幕とオーディオコメンタリーは省かれている。
■ UMDビデオ版 収録内容はDVDの通常版と同じで、英語字幕やオーディオコメンタリー、特典映像なども収めていない。 アニメ「鋼の錬金術師」は、「少年ガンガン」に連載されている荒川弘の同名漫画を原作としたアニメーション。兄エドワードと、その弟アルフォンスは、幼い日に亡くなった母親を思うあまり、死んだ人間を甦らせるという錬金術最大のタブー「人体練成」を試みる。だが練成は失敗し、エドワードは左足を、アルフォンスは肉体全てを失ってしまう。 錬金術の才能に長けたエドワードは、己の右腕と引き換えに、弟の魂を鎧に定着させる。その後、「国家錬金術師」の資格を取得。失った己の手足と弟の肉体を取り戻すため、鎧の弟とともに絶大な力を持つという「賢者の石」を探す旅に出る。 劇場版はオリジナルストーリーを採用。ふたつの世界に引き裂かれた兄弟が、それぞれ再会を願って手段を探し求める。しかし、理想郷“シャンバラ”を求める者達が暗躍。兄弟の願いは、世界を揺るがす未曾有の大事件に関わっていく。
劇場版は110万人を動員し、興行収入13億円を記録。キャラクターの厚みや綿密なストーリー構成が特徴の作品で、錬金術の「等価交換の原則」である“何かを得るためには同等の代価が必要”というテーマが一貫して描かれる。原作コミックは12巻までで1,900万部を突破。アニメ版は映像的なクオリティの高さも話題となり、TVシリーズのDVDは全13巻が発売され、累計100万枚を突破している。
□アニプレックスのホームページ
(2005年11月11日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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