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松下とフィリップス、HDCP規格の検証業務を開始
-HDMI搭載機器の互換性向上に貢献


11月14日発表


 松下電器産業株式会社フィリップス セミコンダクターは14日、HDMI/DVI用の著作権保護技術「HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection system)」の検証業務を開始したと発表した。

 HDCP規格は、インテルが開発したHDMI/DVI用の著作権保護技術で、2003年6月にRevision 1.1を発行。HDMI端子を備えた機器に搭載されている。

 松下電器とフィリップスは既に、HDMI出力を備えたBlu-ray DiscレコーダやDVDレコーダなどと、テレビなどのHDMI入力を備えた機器を対象に、HDMI規格に準拠しているか否かの検証業務を開始している。今後は、HDCP規格についても検証も行なう。

 HDMI端子を備えた機器を商品化する会社は、両社の検証を通じて、機器がHDMI/HDCP規格に準拠していることを事前に確認できるため、互換性のある商品を市場へ提供することが可能になる。また、消費者も安心して購入できるようになるとしている。

 具体的な検証内容は、HDMIソース機器(プレーヤーなど)に対しては、以下の処理を確認する。

  • HDMIシンク機器(テレビなど)との相互認証
  • 映像音声データの暗号化とタイミング
  • HDMIシンク機器にアクセスできない場合のリトライ処理
 また、HDMIシンク機器の検証は、以下の項目を確認する。

  • HDMIソース機器との相互認証
  • 認証用ボードの実装
  • 相互認証中に新たな認証要求を受けた場合の処理

□松下電器のホームページ
http://panasonic.co.jp/
□ニュースリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn051114-3/jn051114-3.html?ref=news
□フィリップス セミコンダクターズ
http://jp.semiconductors.philips.com/

(2005年11月14日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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