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日本テキサス・インスツルメンツは15日、最大165MSPS(メガサンプル/秒)の処理性能を備え、8/10bit処理に対応したトリプルADコンバータ2モデルを発表した。最大165MSPSの「TVP7001」と150MSPSの「TVP7000」を用意。7001はサンプル出荷を開始した段階で、12月の量産開始を予定。7000は既に量産を開始している。 いずれも100ピンのHTQFPパッケージを採用したADコンバータ。データ用プロジェクタやテレビ、STBなどでの使用を想定しており、DLPプロジェクタのリファレンスデザインである「DDP2000」で「TVP7000」を使用すると、最大150MSPSのサンプリングレートが得られ、1080pの映像入力をサポートできる。 「DDP3020」に対応した「TVP7001」は165MSPSまでの処理能力で、1,600×1,200ドット/60Hzの解像度までサポート。PCからの映像入力にも対応できる。また、両デバイスともに110MSPSの10bitモードをサポートしている。
水平同期信号用に7001は12~165MHz、7000は12~150MHzのピクセル・クロックを生成するためのPLLを集積。両モデルとも、出力フォーマットはRGB(4:4:4)/YCbCr(4:4:4/4:2:2)をサポート。クランプ付きデジタル化チャンネルを3個、8bitのプログラマブル・ゲイン・アンプを1個、3:1の入力マルチプレクサを1個、コンポーネント入力とRGB入力の自動オフセット調節機能も備えている。
□日本TIのホームページ
(2005年11月15日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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