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ソニー、DAT製品の国内出荷を終了
-12月初旬にレコーダ出荷を停止。テープ販売は継続


11月25日発表


TCD-D100

 ソニーは25日、デジタルオーディオテープ(DAT)レコーダの国内出荷を12月初旬をもって終了することを発表した。

 ポータブルDATレコーダ「TCD-D100('97年7月発売)」が最後の製品となり、12月初旬をもって出荷を停止する。なお、修理やDATテープの販売については継続する。

 2004年には据え置き型のデッキの販売を停止。その後TCD-D100のみ販売を継続していたが、月間の出荷台数は100台程度となっていた。なお、'87年からのソニーDAT製品の累計出荷台数は66万台。

 同社では出荷終了の理由について、「製品の部品入手が困難になっているほか、Hi-MDやリニアPCMレコーダ“PCM-D1”などが発売されており、DATユーザーの代替製品への移行が進んでいるため」としている。

 DATは、専用のテープにサンプリング周波数48/44.1/32kHzのPCM方式で記録するオーディオテープカセット。ソニーでは、'87年3月にDATデッキ「DTC-1000ES」を発売、その後ポータブルレコーダなども発売していたほか、各オーディオメーカーからもデッキやレコーダが発売されていた。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□DATレコーダ出荷終了のお知らせ
http://www.sony.jp/support/p-audio/contents/information/info_tcd-d100.html
□製品情報(TDC-D100)
http://www.ecat.sony.co.jp/audio/walkman/products/index.cfm?PD=208&KM=TCD-D100

(2005年11月28日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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