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総務省は14日、BSデジタル放送に関わる委託放送業務の認定事業者を発表。新たに3社が認定を受け、BSデジタル放送を展開することが決定した。 今回の認定申請は、2007年のアナログハイビジョン停波に伴い、BSデジタルハイビジョンの新規参入を認めるもので、新たに日本ビーエス放送株式会社、株式会社スターチャンネル、ワールド・ハイビジョンチャンネル株式会社の3社の参入が決定した。いずれもHDテレビ放送としてスタートする。
認定の理由については、「3社の希望最小スロット数の説明の内容が、妥当かつ、これらの合計が割り当て可能な周波数の容量を超えていないため、3者から申請のあった業務全てを認定することとした」としている。なお、3社とともに申請を行なっていたWorld Independent Networks Japanについては認定を拒否している。 各社2007年後半の開局を予定しており、スター・チャンネルは、現在BS10チャンネルで標準画質(SD)で放送している「スター・チャンネル BS」をHD化する。現行の「スター・チャンネル BS+HV+Classic」のセットパック(1,800円)で、BS/110度CSデジタルで展開するHD放送の全ての視聴が可能となる予定。 日本ビーエス放送は、新たにドキュメンタリーや映画、教養番組を中心とした番組編成のハイビジョン放送を予定。「40~70歳台を中心に、地上波のバラエティ中心の番組編成と一線を画した大人向けのチャンネルを目指す」という。番組は自社制作が50%以上となる予定で、広告収入を中心とした無料放送を行なう。 ワールド・ハイビジョン・チャンネル株式会社(WHC)は、三井物産の100%出資で、2006年9月に設立予定。放送の80%以上をハイビジョンで行なう。コンテンツはディズニーやFOXの映画や、ナショナル・ジオグラフィックチャンネル、宝塚などを予定しており、「良質・健全・プレミアム感をコンセプトとした総合編成を目指す」という。 また、あわせてNHKが申請していた委託国内放送業務についても、ハイビジョン放送業務1番組、標準テレビ放送業務2番組の認定を行なった。 □総務省のホームページ (2005年12月15日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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