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エー・アイ・アイ株式会社(AII)は21日、運営している動画配信サービス「Screenplus」において、ソニーが新たに開発したネット配信向けのバーチャル5.1chサラウンド技術「Virtualphones Technology」(VPT)を採用すると発表。同日より、Production I.Gのオリジナルアニメ「BLOOD THE LAST VAMPIRE」に、VPTを適用し、3D音声付き動画配信をスタートする。 VPTはソニーが開発したヘッドフォン向けのバーチャルサラウンド技術で、‘93年に開発。‘95年にヘッドフォンで採用され、以降MDプレーヤーや、ワイヤレス5.1chサラウンドヘッドフォン「MDR-DS4000」など、様々な機種で採用されている。 今回採用された技術は、VPTをベースにしてコンテンツ配信用に新たに開発したもの。「様々なヘッドフォンでVPTの効果が発揮できるよう、技術に磨きをかけた」(ソニー)としている。また、AIIでは今後、BLOOD THE LAST VAMPIRE以外のコンテンツでも、3D音声付きラインナップを充実させていくという。
なお、BLOOD THE LAST VAMPIREの配信ページでは、無料でVPTの効果が体験できるデモ映像を配信している。本編の視聴は有料で、315円で3日間再生可能。highビットレートモード(2Mbps)と、lowビットレートモード(500kbps)に加え、highビットレート5.1ch(2Mbps)音声の3タイプが選択できる。なお、視聴するためには会員制サービス「Screenplus」に入会する必要がある。
□AIIのホームページ
(2005年12月21日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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