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有限会社K.M.Labは、映像・音声の標準信号を収め、AV機器の調整に利用できるテストDVD「Test Signals on DVD」を発売した。個人利用のみが可能で、商用利用は行なえないウォーターマーク(コピーライト表記)挿入版と、商用利用可能なライセンス版を用意。 ウォーターマーク版(Ver 1.00/KDV-011)は5,800円。なお、2006年1月31日までは、特別価格として4,800円で販売している。注文はメールで受け付けている。ライセンス版は1ライセンス45,000円。詳細な問い合わせは、メールで受け付けている。 ディスプレイやプレーヤーなどのAV機器を調整する際、目安となる高精度な基準映像信号を収録したDVDビデオ。I軸方向1.5MHz、Q軸方向0.5MHzのフィルタリングを施した「 SMPTE カラーバー NTSCフィルタリング」や、VITSとして使用される「NTC7 コンポジット」などのテストパターンを収録。さらに、音声用のテストパターンも収めている。
映像は、計算によりD1(720×480ドット)のYUVフレームデータ(倍精度)を生成し、水平フィルタリングを施す。そして、上記データを元にCCIR601準拠のAVIファイルを生成。同ファイルをMPEG-2にエンコードして収録。また、音声も別途計算で生成したWAVファイルを基に収めている。 同社は「DVD規格の許す範囲内で最高の精度で収録した」としており、高性能なDVDプレーヤと組み合わせれば、DVDの規格上の問題で精度的には専用機に若干劣るものの、調整用ディスクとしては専用シグナルジェネレータの代わりとして利用できるという。
専用機器と比較すると、大幅に低価格なほか、DVDプレーヤーのチェック/調整にも使用可能。手軽にテストが行なえ、コンポジット、コンポーネント、RGB、DVI、HDMIなど、再生機が対応していれば様々な出力方式に対応できるなどのメリットもあるという。
□K.M.Labのホームページ
(2005年12月26日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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