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松下電器産業株式会社と東レ株式会社は10日、プラズマディスプレイパネル(PDP)の新たな生産拠点として、両社の合弁会社である松下プラズマディスプレイ株式会社の第4工場を、第3工場(尼崎工場)の隣接地(同敷地内)に建設。世界最大の量産体制を構築すると発表した。 新工場は、投資額が1,800億円(建屋・原動・設備費用を含む)で、敷地面積は約147,000m2(延床面積約192,000m2)、生産人員約600名(操業開始時)。生産枚数は月産50万台、年産600万台(42型換算)となっている。 世界最大の量産工場となり、第1工場比で4倍以上の投資効率を見込む。着工は2006年5月で、2007年7月に第一期の稼動を開始し、2008年度中のフル稼働を予定している。既存の第1、第2工場、第3工場の国内工場と中国のパナソニックプラズマディスプレイ上海の計5工場で、2008年度には月産925,000台(年換算1,110万台)の生産体制を構築する。 新工場では高品質・高効率をさらに推進することに加え、最新の設備導入で、新たな多面取り方式を採用。PDPでは世界最多レベルとなる42型換算で8面取りを実現するなど、徹底的な量産性の追及を図る。また、既存工場を含めてライン毎の専用化を進めることなどで、さらなる生産効率の向上を図り、よりスピーディでフレキシブルな製品供給を実現するという。 松下電器ではPDPの世界市場を「2010年には2,500万台」と予測し、「1,100万台を超える生産能力により、40%以上の生産占有率を獲得することで、引き続きグローバルナンバーワンを目指していく」としている。
□松下電器産業のホームページ (2006年1月10日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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