|
米The Walt Disney Companyは24日(現地時間)、アニメーション制作のPixarを買収すると発表した。買収総額は74億ドルで、今夏までに買収が完了する見込み。 Pixarの会長兼CEOのSteve Jobs氏が新たにDisneyの取締役に加わり、PixarのEd Catmull社長が、新設されるアニメーション制作スタジオの社長に就任。現在のDisney/Pixarの各スタジオは従来通り活動を続ける。 両社の取締役会は既に取引を承認。売買成立にはPixar株主の承認も必要となるが、同社発行済み株式の50.6%を所有するSteve Jobs氏が取引に賛成票を投じることに同意。Jobs氏は、「DisneyとPixarは別の会社であるという障害がなくなり、世界中の人々を楽しませる物語やキャラクター、映画の製作に最も重要なことについてより注力できるようになった」とコメント。 DisneyのCEOであるRobert Iger氏は、「世界中で全ての年齢の人々を引き付けるPixarが加わったことで、Disneyの主要ビジネスであるアニメーション分野がさらに高められる」としている。また、PixarのCatmull氏は、「Pixarの協同/革新の文化はDisneyアニメーションが起源であり、Disneyと共に映画を作り続けることができることほどすばらしい事はない」と述べ`ている。
なお、Apple computerの音楽/動画配信サービスiTunes Music StoreのPixarカテゴリは、「short Films」カテゴリに変更。Disneyの短編作品などの配信が開始された。価格は1作品あたり1.99ドルで、Pixar作品と同じ。ただし、利用できるのは米国版iTMSのみで、日本版では従来購入できたPixar作品も含め、25日現在、購入できなくなっている。
□Disneyのホームページ(英文)
(2006年1月25日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|