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キヤノン株式会社は、DVDカメラの最上位モデルとして、総画素数429万画素のCCDを採用した「DC40」を3月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12万円前後の見込み。 高品位な静止画/動画撮影が行なえるという「写真DV」シリーズの、DVDビデオカメラ最上位モデル。記録媒体に8cm DVD-R/RWメディアを採用。記録モードはビデオモードと、VRモード(DVD-RWのみ)に対応する。 1/2.8型の、総画素数約429万画素のCCD(原色フィルター採用)を採用。動画撮影時の有効画素数は約274万画素(16:9/手ブレ補正ON)、約299万画素(16:9/手ブレ補正OFF)、約350万画素(4:3)。静止画は約400万画素。 映像エンジンには、同社のDVカメラに搭載している独自開発の「DIGIC DV」を採用。動画記録モードはXP/SP/LPの3モードを用意。miniSDカードスロットを備え、miniSDカードとDVDのどちらでも、JPEG形式の静止画撮影が行なえる。解像度は640×480ドット~2,304×1,736ドットまでサポート。なお、静止画時は1/720秒の高速シャッターが可能。
レンズは同社製の光学10倍レンズ(F1.8~3.0)を採用。35mm換算での焦点距離は、動画時で約47.4~474mm(16:9/手ブレ補正ON)、約45.4~454mm(16:9/手ブレ補正OFF)、約44.5~445mm(4:3)。静止画時は約41.6~416mm。最短焦点距離は10mm。手ぶれ補正は電子式。電源連動した内蔵レンズカバーも装備。また、グラデーションNDシステムも備え、高輝度下での解像度低下を防いでいる。
液晶モニタは2.7型のワイドTFT液晶で、約12.3万画素。アンチグレアコーティングやアンチリフレクションコーティングを施しているほか、新たに水平マーカー表示機能を搭載。撮影時に水平方向の傾きの確認が容易に行なえるという。 入出力端子として、専用ケーブルを介してコンポジット、S映像、アナログ音声入出力を用意。16:9のワイドモードで撮影したコンテンツを4:3のテレビに出力する際、上下に黒帯を挿入して、アスペクト比を保持するレターボックス表示機能も利用できる。 筐体には、同社のデジタルカメラ「IXY DIGITAL 700」などで培った「カバーチャーデザイン」を採用。連続した曲面で包まれたようなボディラインを構成しており、使いやすさと高級感を両立したとしている。 外形寸法は約60×126×87mm(幅×奥行き×高さ)。重量は本体のみで約480g。撮影時で約530g。付属のバッテリとして「BP-208」を2個同梱しており、別途予備バッテリを購入する必要はないという。付属バッテリでの撮影可能時間は、ビューファインダー/液晶モニタ使用時ともに約75分。
DCシリーズ用にカスタマイズされたPC用DVDオーサリングソフト「Roxio MyDVD for Canon」を同梱。PCとの接続はUSB 2.0を使用する。ワンタッチキャプチャや、未ファイナライズディスクの読み込みなども行なえる。
□キヤノンのホームページ
(2006年2月1日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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