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松下電器産業株式会社は、SDカードスロットを備え、デジタルカメラの静止画の投写などに適しているという新機軸の液晶プロジェクタ「TH-P1SD」を2月23日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は14万円前後の見込み。月産台数は500台。ショッピングサイト「PanaSense」で30台のモニター販売も実施する。 液晶プロジェクタとして世界最小、最軽量を実現したという。外形寸法は234×188×65mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1.3kg。液晶パネルは0.6型800×600ドット、4:3の3板式。レンズは1.2倍の手動ズームで、38~300インチまでの投写に対応する。光源は130WのUHMランプで、輝度は1,500ルーメン。 ホームシアター用プロジェクタとも、データプロジェクタも違う新機軸の製品として企画。同社ではデジタルカメラとの連携を提案しており、SDカードスロットを装備。高解像度の画像でも情報の欠落なく圧縮表示が行なえるというリサイズ回路を備え、静止画表示用のフォトモードも用意する。 表示可能な静止画フォーマットはJPEG。サムネイル画像を使った一覧表示に加え、スライドショー表示も可能。切り替え効果もワイプ、フェード、スプリット、ブラインド、チェッカー、スライドイン、ランダム、効果無しから選択できる。さらに、同社製デジタルカメラ「LUMIX」シリーズで撮影したMotion JPEG形式の動画ファイルも再生可能。 なお、PowerPointのデータをJPEG静止画に変換するアプリ「イメージクリエイター1.5」を同梱しており、PCを使わずに静止画のみの簡単なプレゼンテーションも行なえるという。 スタンバイ状態から約2秒で出画できるスピードスタート機能を搭載。ただし、SDカードからの映像表示には約10秒かかる。また、セットアップ機能として、SDカードを挿入すると電源がONになる機能や、入力信号を検知し、入力チャンネルを自動選択する機能、自動台形補正機能なども利用可能。登録したSDカードのみで出画を可能にする「SDカードキー機能」も備えている。
入力端子として、D-Sub 15ピン、コンポジット、S映像を各1系統、アナログ音声入力を2系統用意する。
□松下電器のホームページ
(2006年2月7日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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