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ソニーは、液晶テレビ「ブラビア(BRAVIA)」の新モデルとして、S2000シリーズ3機種を3月10日に発売する。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は、26V型の「KDL-26S2000」が21万円前後、23V型の「KDL-23S2000」が18万円前後、20V型「KDL-20S2000」が15万円前後の見込み。
地上/BS/110度CSデジタルチューナを搭載した液晶テレビ。26V型と23V型はソニーとサムスンの合弁会社S-LCDによる液晶パネル「ソニーパネル」を採用。20V型は異なる。解像度はいずれも1,366×768ドット。応答速度は8ms、視野角度は上下左右178度。コントラスト比は1,200:1。輝度は500cd/m2。なお、パネルのメーカー保証は従来の1年から、ソニーパネルモデルは2年に延長している。 また、全モデルにHDMI入力端子を搭載。Ver 1.1に対応し、音声のデジタル伝送も可能。さらに、PC入力用としてD-Sub 15ピンのアナログRGB端子も用意する。 高画質化回路として、新開発の「ブラビアエンジン」を搭載。フルデジタルで処理を行なう回路で、他の色に影響を与えず、緑や青や白などの特定の色を鮮明に表示できる。また、映像を分析し、最適なコントラストバランスを検出。白トビを抑えながら、立体感のある映像を実現したとしている。 さらに、MPEGノイズリダクション機能も装備。モスキートノイズやブロックノイズを低減した。また、ディテールエンハンサーによる輪郭補正も行なっている。 チューナは地上/BS/110度CSデジタルチューナと、地上アナログチューナを各1系統搭載。ステレオスピーカーを内蔵しており、最大出力は26V型が10W×2ch、23V/20V型が5W×2ch。サラウンド技術としてSRSのTruSurround XTも利用できる。 省電力機能として、「明るさセンサー」や、「無操作電源オフ」、「オートシャットオフ機能」、「PCパワーマネジメント」などを搭載。さらに、消費電力のレベルバー表示も行なえるようになっている。ほかにも、曜日や視聴時間の指定もできるようになった新しい「オンタイマー」や、音量をゼロにした状態でテレビの電源をONにできる「消音ポン」機能なども備えている。 入出力端子は共通。入力としてHDMI、D-Sub 15ピン、PC用ステレオミニ音声を各1系統、D4、S映像を各2系統、コンポジットを3系統備えている。出力はヘッドフォンのほか、デジタル放送/ビデオ出力用にS映像を1系統、光デジタル、アナログ音声も各1系統備える。また、Ethernetやモジュラージャックも用意する。 コンパクトなデザインを採用し、デジタルチューナを備えた液晶テレビとして、業界最薄の奥行きを実現。スタンドを含めた奥行は26V型で219mm、23V/20V型が209mm。カラーリングはシルバー。下部にデザインアクセントの曲線を配している。
消費電力と、スタンドを含む外形寸法/重量は、26V型が109W、658×219×516mm(幅×奥行き×高さ)、13kg。23V型は97W、566×209×447mm(同)、10.1kg。20V型は82W、499×209×406mm、7.9kg。使い易さにこだわったというシンプルリモコンなどを同梱する。
□ソニーのホームページ
(2006年2月7日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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