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カノープス株式会社は、カット編集やバッチ変換処理にも対応した動画ファイル変換ソフト「なんでも換太郎」を3月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は9,800円前後の見込み。対応OSはWindows XP/XP Professional x64 Edition。 また、編集機能などを備えず、アイコンにドラッグ&ドロップするだけで変換できるシンプルな変換ソフト「かんたん換太郎」の新バージョンとして、シャープのPDA「ザウルス」と、ウィルコムのPDA型携帯端末「W-ZERO3」用動画が変換できる「かんたん換太郎 for ZAURUS」も発売する。直販サイトからのダウンロード販売のみとなっており、価格は1,995円。販売は2月8日の19時から。対応OSはWindows XP。
■ なんでも換太郎
様々なフォーマットの動画ファイルを、ポータブルビデオプレーヤーやゲーム機、PDAなどで再生できるフォーマットに変換するソフトウェア。変換だけでなく、カット編集にも対応するほか、バッチ変換処理や、フォルダ監視・自動変換機能も備えている。
対応入力フォーマットはMPEG-1/2/4、DivX、XviD、WMV、DV(AVI)など、Windows Media Playerで再生できるものをサポート。HDV形式(1080i/720p)の入力にも対応するほか、Canopus HQ形式のデータも読み込める。ただし、出力はHD解像度に対応していないため、ハイビジョン動画編集ソフトとして利用することはできない。
出力用のプリセットとしては、iPod、PSP(メモリースティックビデオ)、プレイやん/PLAY-YAN micro、PDA ザウルス(SL-C3100/C3000/C1000)、ウィルコムの「W-ZERO3」、エプソンのフォトストレージ「P-2000/4000」を用意。それぞれに高画質/標準/長時間が選択できる。 エンコードはいずれもソフトウェアで、解像度変更やプログレッシブ化、フレームレート変更用の映像フィルタを搭載。プリセット以外にもマニュアル設定が可能で、出力フォーマットはMPEG-1/2/4、SD-Video、DivX 5.2.1/WMVが選択可能。MPEG-2は720×480/352×480/352×240ドットから選択できる。 バッチ変換処理が行なえるほか、監視するフォルダと拡張子を指定し、新たに書き込まれた動画ファイルを、あらかじめ指定したフォーマットに自動変換する機能も備えている。
単体でも使用できるが、別途動画編集ソフト「MPEGCraft 3 DVD」(3月上旬発売/通常版:7,000円/アップグレード版:3,500円)をインストールすることで、MPEGCraft 3 DVDで編集した動画を「なんでも換太郎」を介して、任意のフォーマットで出力可能。さらに、ハードウェアエンコーダ「なんでも換太郎対応 ハードウェアMPEG2・4エンジン」(3月上旬発売/オープン/店頭予想価格:39,800円前後)と組み合わせることで、MPEG-2/4のハードウェアエンコードができる。
■ かんたん換太郎 for ZAURUS なんでも換太郎とは異なり、変換のみ可能なソフト。SD-Video形式での出力に対応し、プリセットとしてザウルス(SL-C3100/C3000/C1000)、ウィルコム「W-ZERO3」に対応する。
画質モードはそれぞれに高画質、標準、長時間の3種類を用意。各モードの詳細は以下のスライドを参照のこと。入力対応フォーマットはMPEG-1/2/4、WMV、DV(AVI)など、Windows Media Playerで再生できるものをサポート。HDVには対応していない。
□カノープスのホームページ
(2006年2月8日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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