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カノープス株式会社は、HDVフォーマットの編集に対応し、DVDオーサリング機能も備えたビデオ編集ソフト「MPEGCraft 3 DVD」を3月上旬に発売する。価格は7,000円。前バージョン「MPEGCraft 2 DVD」のユーザーを対象としたアップグレード版も3,500円で用意する。対応OSはWindows XP/XP Professional x64 Edition。 独自の処理によりMPEG動画をフレーム単位で編集できるソフトウェア。MPEGCraft 2 DVDとの違いは、新たにHDV形式の入出力/編集にネイティブ対応したこと(「Canopus HQ」には非対応)。SD映像に変換し、DVDビデオにライティングできるほか、編集後のHDV動画をテープに書き戻すこともできる。
また、インターフェイスのデザインも変更。より使い易くなったほか、編集機能でシーンの変わり目を自動検索する機能も追加。カット編集やチャプタ設定などが容易に行なえる。さらに、DVD-VR形式の動画編集もサポートする。 また、ドルビーデジタル音声の書き出しもサポート。5.1ch音声のソースを、ドルビーデジタル5.1ch形式のDVDとして作成できる。ステレオから5.1chサラウンドへの変換は行なえない。音声はほかにもMPEG-1 Layer2/リニアPCMをサポートする。 入出力対応フォーマットはMPEG-1/2、VOB、HDV(TS)。なお、映像と音声が多重化されていないエレメンタリーストリームの入力はサポートしないが、多重化を行なうソフトウェアも同梱している。また、ビットレートが15Mbpsを超えるMPEG-2の読み込みもサポートしていない。 オーサリング機能では、DVDメニューの作成がウィザード形式で行なえるようになった。書き込みメディアはDVD±R/RW、DVD-RAM、DVD±R DLをサポートする。 標準状態ではソフトウェアエンコードだが、別途ハードウェアエンコーダも利用可能。「なんでも換太郎対応 ハードウェアMPEG2・4エンジン」(3月上旬発売/オープン/店頭予想価格:39,800円前後)や、MTVシリーズ、UltraEncoderが利用できる。
□カノープスのホームページ
(2006年2月8日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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