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セイコーエプソン株式会社は13日、デジタルシネマ用フロントプロジェクタで使用する1.6型の高温ポリシリコンTFT液晶パネル(HTPS)を開発、サンプル出荷を開始したと発表した。3LCD方式を採用した初のデジタルシネマ用プロジェクタでの使用を想定している。 パネルの有効画素数は2,048×1,080ドットで、同じ1.6型の1080pワイドシリーズと互換性を持つ。パネルの対角は4.2cm。同社のD4テクノロジーが使われており、開口率は60%。画素ピッチは18μm。 デジタルシネマでは、業界標準規格としてDCI規格(デジタルシネマイニシアティブ)が策定されており、解像度として4K×2K(4,096×2,160ドット/800万画素クラス)と、2K×1K(2,048×1,080ドット/200万画素クラス)が用意されている。今回のパネルは2K×1Kに準拠したもの。
同社D4シリーズである、1080p対応の1.6型HTPSをベースに、同一画面サイズで高解像度化を実現した。
□セイコーエプソンのホームページ
(2006年2月13日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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