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株式会社テクノマセマティカルは15日、フルHDサイズのMPEG-2リアルタイムエンコードが可能な1チップLSIを開発したと発表した。2006年第2四半期より出荷を開始し、2006年度で約3億円の販売を目標としている。
同社が開発したアルゴリズム「DMNA」(Digital Media New Algorithm)を用いて1チップでフルHDサイズのMPEG-2エンコードが可能なLSI。演算を効率化し、回路規模やチップ面積、消費電力を大幅に低減したという。また、独自の画像処理技術により従来比2dBの画質向上を実現したとしている。 DMNAは、画像圧縮伸張処理で使われるDCT(離散コサイン変換)、ME(動き検出)などの演算処理において計算の簡略化や階層化などにより負荷を大きく減らし、画質の向上と高速処理を両立させるというアルゴリズム。フルHD対応のMPEG-2リアルタイムエンコードが1チップで行なえ、カムコーダやデジタルカメラなどの機器への搭載も容易になるという。 さらに、同社はフルHDサイズのH.264リアルタイムエンコード対応LSIについても開発と販売を計画している。
□テクノマセマティカルのホームページ
(2006年2月16日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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