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デノン、CDプレーヤーとアンプのエントリーモデルを強化
-アナログプレーヤーも含め、各45,150円


DCD-755AEのプレミアムシルバーモデル
3月中旬発売

標準価格:各45,150円


 株式会社デノンコンシューママーケティングは、エントリー向けのCDプレーヤーとプリメインアンプ、アナログレコードプレーヤーの3モデルを3月中旬に発売する。価格は全モデル45,150円。品番、カラーバリエーションなどは下表の通り。

種類 品番 本体カラー 価格
CDプレーヤー DCD-755AE SP
(プレミアムシルバー)
45,150円
K
(ブラック)
プリメインアンプ PMA-390AE SP
(プレミアムシルバー)
K
(ブラック)
アナログプレーヤー DP-300F SP
(プレミアムシルバー)

 CDプレーヤー「DCD-755AE」とプリメインアンプ「PMA-390AE」の型番に付いているAEは(Advanced Evolution)の略。外観はSAシリーズの流れを受け、曲線を採用したプレミアムデザインのアルミフロントパネルを採用。エントリークラスまで同様のデザインコンセプトを貫いたことで、同社のピュアオーディオ、プレミアムデザインラインナップが完結したという。


■CDプレーヤー

DCD-755AEのブラックモデル

 エントリークラスのモデルとして初めて、独自のアナログ波形再現技術「AL24 Processing」を搭載。CDの16bit信号を24bitで処理することで、より自然かつ、低レベル再生時の音楽再生能力も高まったという。

 CDドライブメカは筐体中央に配置。シャーシとメカの間にブラケットを追加することで、ボトムシャーシの剛性を強化。シャーシに加わるモーター駆動時の振動・共振を最小限に抑えている。なお、音楽CDだけでなくCD-R/RWの再生にも対応する。

 特殊再生機能として、マスタークロック制御処理により、ピッチを0.1%刻みで±12%まで調整可能。ダイレクトサーチ再生や、オートマチックサーチ、マニュアルサーチ、最大25曲のプログラム再生なども行なえる。

 DAC部には24bit DACを採用。そのほかのオーディオ部、電源部にも厳選したパーツを搭載したという。さらに、デジタル回路も低インピーダンス化を図り、パターン設計を改良。ACコードの線材も見直したほか、接続端子部には金メッキを採用した。出力はアナログ音声と光デジタルを各1系統備える。

内部構造 背面

 S/N比は110dB。ダイナミックレンジは100dB。チャンネルセパレーションは105dB。消費電力は12W。外形寸法は434×279×107mm(幅×奥行き×高さ)。重量は4kg。新デザインのリモコンを同梱する。

□ニュースリリース
http://denon.jp/company/release/dcd755ae.html


■プリメインアンプ

 定格出力50W×2ch、最大出力100W×2chのプリメインアンプ。上位モデルで採用している「UHCシングルプッシュプル回路」のコンセプトを受け継いだ「HCシングルプッシュプル回路」を装備。電流供給能力とピーク電流が従来型トランジスタの2倍の能力を持つHCトランジスタを使用し、安定感のある音楽表現が可能になったという。

 同回路の能力を活かすため、整流回路にはショットキーバリアダイオードを採用。電源トランスでは、アナログ系/コントロール系で巻き線を分離させ、回路間の干渉を防止。さらに、リモートパワーオフのスタンバイ時用に専用のトランスを搭載することで、スタンバイ時における消費電力を0.2W以下に低減した。

PMA-390AE。左がプレミアムシルバー、右がブラックモデル

 設計には、各回路を分離して干渉を抑える「S.L.D.C」(Signal Level Divided Construction)を採用。MM型のPHONOイコライザーも備えており、CD/PHONOの入力切り替え用には不活性ガス封入リレーを採用。ピュアでストレートな信号経路を形成したという。さらに、BASS/TREBLEなどのコントロール回路をバイパスするソースダイレクト機能も使用できる。

 アナログ音声入力端子は6系統で、レックアウトを2系統装備。プリアウトも1系統備える。レックアウトセレクタも備えており、レコードを聴きながらCDからMDへのダビングなど、バックレコーディングも行なえる。

 周波数特性は5Hz~100kHz。スピーカーターミナルは2系統用意。外形寸法は434×337×121mm(幅×奥行き×高さ)。重量は7.1kg。消費電力は150W。

内部構造 背面

□ニュースリリース
http://denon.jp/company/release/pma390ae.html


■アナログプレーヤー

DP-300F

 エントリークラスながら、光沢塗装仕上げの4mm厚キャビネット、アルミダイカストのターンテーブルを採用したレコードプレーヤー。30/17cmのレコードサイズを選択するだけで、簡単な操作で自動的にアームが移動し、再生を開始。再生終了後にアームが戻るフルオートシステムとなっている。

 カートリッジの交換にも対応するほか、アンチスケーティングやゼロバランス調整なども可能。アームはストレートトーンアームで、重量4.5~9.5gのカートリッジを取り付け可能。MMカートリッジを同梱している。

 駆動方式はベルトドライブ。ワウ・フラッターは0.15%(WRMS)。PHONOイコライザを内蔵しており、PHONO端子のない機器にもダイレクト接続が可能。消費電力は2W。外形寸法は434×360×119mm(幅×奥行き×高さ)。重量は5.5kg。

□ニュースリリース
http://denon.jp/company/release/dp300f.html

□デノンのホームページ
http://denon.jp/

(2006年2月17日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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