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株式会社ヘビームーンは、米Gefen社製のHDMI切替機、分配器、延長機「HDMIシリーズ」の販売を2月17日から開始した。いずれのモデルも価格はオープンプライス。取り扱うモデルのラインナップと直販価格は下表の通り。
■切替機
DVDプレーヤーやHDDレコーダなどのHDMI出力を切り替え、テレビなどの表示機器に入力するもの。デジタル信号を切り替えるため、劣化のないスイッチングが可能だという。 いずれのモデルもHDMI Ver.1.2aに対応しており、映像だけでなく音声信号も切り替え可能。著作権保護システムのHDCPにも対応しており、次世代DVDにも対応できるとしている。 信号は480p/720p/1080i/1080pに対応。解像度は1,920×1,200ドットまでサポート。ビデオアンプ帯域は1.65Gbps。切替操作はフロントパネルのスイッチか、付属の赤外線リモコンで行なえる。
入力出力端子はどちらも19ピンのタイプA(メス)。電源はACアダプタを使用。外形寸法は、2系統の切替ができる「HDMI Switcher 2X1」が101.6×101.6×25.4mm(幅×奥行き×高さ)、3系統の「HDMI Switcher 3X1」が282.6×104.8×34.9mm(同)。
■分配器
DVDプレーヤーやHDDレコーダなどのHDMI出力を、テレビとプロジェクタなど、複数のHDMI入力を持つ機器に分配して同時に表示できる分配機。HDMI Ver.1.2aに対応するほか、HDCPもサポートする。 なお、仕様として出力1を基準として、全ての出力信号は同じ解像度で出力される。そのため、出力1に接続したディスプレイの表示方式を、そのほかの出力端子に接続したディスプレイがサポートしていない場合は、映像が表示されない可能性がある。 対応信号や解像度、ビデオアンプ帯域などは切替機と同じ。1系統を2系統に分配する「HDMI Splitter 1:2」や、4系統に分ける「HDMI Splitter 1:4」、8系統に分ける「1:8 Distribution Amplifier」をラインナップ。4出力以上の分配機をSplitterではなく、Distribution Amplifierとしているが、分配機としての機能は同じ。入力出力端子は全て19ピンのタイプA(メス)。
Splitter 1:2はToslinkの光デジタル音声出力を装備。外形寸法は260.35×104.78×31.75mm(幅×奥行き×高さ)。Splitter 1:4はHDMI信号のリジェネレーター機能を内蔵。外形寸法は260.4×104.8×31.8mm(同)。1:8 Distribution Amplifierもリジェネレーター機能を備え、外形寸法は431.8×184.2×44.5mm(同)。ラックマウントに対応する。
■延長機
「HDMI-1000HD」は、光ファイバーを利用して最大500mまで延長できる延長機。HDMIは規格上5mまでしか延長できないが、HDMI-1000HDは長距離伝送用に光ファイバーを使用。送信ユニットと受信ユニットで構成されており、送信ユニットに入力された信号を変換し、光ファイバーで送信、受信機で復元し、出力する。
対応信号やHDMIのバージョン、HDCPへの対応などは上記モデルと同じ。ただし、送信ユニットと受信ユニットを繋ぐ延長用ケーブルは含まれていないため、使用する際には50/62.5μのマルチモードファイバーケーブル4芯タイプとカテゴリー5のケーブルが必要となる。
■アクセサリ
HDMIケーブルも用意しており、ラインナップは1.8mの「HDMI-6」、3mの「HDMI-10」、4.5mの「HDMI-15」、9mの「HDMI-30」、15mの「HDMI-50」を用意。直販価格は1.8mタイプが6,090円。5mを越える「HDMI-30」と「HDMI-50」にて1080i/1080p信号を通す場合には、ブースターを併用することが推奨されている。
ほかにも、HDMIケーブルのオスコネクタをメスコネクタに変換する極性変換アダプタ(5,250円)や、HDMIをDVIに変換するアダプタ(5,250円)なども用意している。
□ヘビームーンのホームページ
(2006年2月17日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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