|
野口五郎が最高責任者を務める株式会社音コレは、ものまねやオルゴールなどオリジナルの楽曲をメインに扱う音楽配信サイト「音コレ」を2月23日より正式スタート。都内で記念イベントを行なった。
音コレは、コロッケや栗田貫一などが参加する「ニューカヴァー」(ものまね)や、オリジナル、インディーズ、オルゴール曲などを配信するサイト。1曲120円からの料金でダウンロード販売し、ファイル形式はMP3で、DRMフリーとなっている。なお、WMA形式での試聴も可能となっているが、試聴ファイルにはDRMが施されている。 野口氏の自宅スタジオでレコーディングされた楽曲が用いられており、ものまねのテイストや演出なども同氏が手がけているのが特徴。2005年5月にテスト公開し、同10月よりドコモの公式サイトでもスタートした。また、4月よりauでも提供が開始される。現在は約300曲をラインナップし、年内に600~700曲に強化することを目標としている。そのほか、映像コンテンツではVシネマをWMV形式で210円で配信、購入後7日間の視聴が可能となっている。
ものまね曲を配信するニューカヴァーでは、オリジナルの曲調をアーティストに合わせて変更したり、男性歌手の曲を女性に合わせてアレンジするなどの試みも行なわれている。また、ユーザーからの要望に応えた曲も用意し、コロッケがさだまさしと松山千春、武田鉄也のものまねで歌う「ガッチャマン」などのユニークな曲も配信。 オルゴール曲では、赤ちゃんが泣き止むといわれる子宮内血流音と周波数を合わせた楽曲など、専門家の協力によりの癒し効果を追求。そのほか、狩人などのアーティストが参加するオリジナル楽曲や、3万曲を実際に聴いたというインディーズの作品から野口氏が選んだ曲をアレンジしたコンテンツも配信される。
■ コロッケや小池栄子も応援 正式スタートにあたり、ニューカヴァーに参加するコロッケよりビデオメッセージが寄せられ、「歌い手、作り手の両方の立場からアドバイスをもらえるのはありがたいことです。いつかはデュエットをお願いします」とコメントしていた。これに対し、野口氏は「まだコロッケとは和解していないが、新しいこと、危険なことなどはどんどんやってもらう」と笑いを誘った。
また、新企画として3月1日から4月25日までイエローキャブの新人タレント「ぷれキャブ」11人による曲を配信し、人気ランキング形式で上位3名にはイメージビデオを制作するという合同企画も実施される。 ぷれキャブたちが歌うのは同じ曲目だが、メンバー各自に合わせてアレンジされ、レッスンも野口氏が直接行なう。ランキングの結果は5月1日に発表する。将来的には、ぷれキャブによるミュージカルなども計画しているという。会場にはメンバーのうち秦みずほ、金井佳美、太和田郁子、深井れな、幾度友美の5人も登場し、意気込みなどを語った。
発表当日は野口氏の50歳の誕生日。本人も今回の立ち上げを「50歳の旅立ち」と称し、「ただ昔の音楽を懐かしむのではなく、好きな音楽について今の時代でやれることをやりたい。これを突き詰めたのがこの“音楽のアミューズメントパーク”」と述べた。 野口氏は、ギターやベースの演奏に加え、30年間使ってきたミキサーで音楽制作を学んだという。また、兄である作曲家の佐藤寛氏と同じ機材のスタジオを所有しており、データのやり取りなども行ないながら、10年前より2人で構築した。現在、レコード会社からコンテンツのCD化についてのオファーも来ているという。
□音コレのホームページ
(2006年2月23日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|