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加賀電子株式会社は23日、子会社である加賀コンポーネント株式会社が、プラスビジョン株式会社から、プロジェクタ事業の譲渡を受け、今後は加賀コンポーネントがプロジェクタ事業を継承することで合意したと発表した。事業運営の詳細については今後両社で協議される。
プラスビジョンは「PLUS」ブランドで、小型DLPプロジェクタを中心とした事業を展開。ホームシアター用プロジェクタ「Piano」などを販売。現在はデータプロジェクタを中心としたラインナップを揃えている。 加賀電子グループとプラスビジョンは、2004年度から香港KAGA ELECTRONICSがプラスビジョンのプロジェクタの一部の完成品製造を行なうEMS(電子機器製造受託サービス)を推進してきた。 そして今回、プラスビジョンの親会社であるプラス株式会社のグループ営業戦略の変更にともない、プロジェクタ事業を加賀コンポーネントに譲渡。同社が事業を継承することで合意したという。なお、これに併せて加賀電子のEDMS事業(Electronics Design Manufacturing Service)は4月1日より加賀コンポーネントに移管される予定。 加賀電子は「加賀電子が得意とする電子部品の調達/生産能力に、プラスビジョンのプロジェクタ市場での実績や技術開発力を継承させることで、加賀電子グループのEDMS事業の一環として、新しい事業分野に繋げていく」と説明している。 なお、PLUSブランドの今後については、事業継承の前提として製造製品のブランドとしては、引き続きPLUSブランドが使われる。また、既存製品や新製品のメンテナンスや、販売ルートなど、基本的なビジネス・スキームも変更せずに事業を進めていくという。今後開発する製品についても、TIからDLP技術の提供を引き続き受け、DLPを使った画期的な製品開発を行なうとしている。
□加賀電子のホームページ
(2006年2月23日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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