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株式会社デノンコンシューママーケティングは、1080pに対応したHDMI端子を備えたミドルクラスのAVアンプ「AVC-2920」を3月上旬に発売する。価格は141,750円。カラーリングはプレミアムシルバー。 最大の特徴は、約14万円というミドルクラスの価格ながら、1080pに対応したHDMI端子を備えたこと。入力を2系統、出力を1系統備えており、Ver1.1に対応。マルチチャンネル音声の伝送もサポートしている。 ビデオコンバージョン機能も備え、コンポジット信号をHDMI/コンポーネント/S映像に変換、S映像をHDMI/コンポーネント/コンポジットに変換、コンポーネントをHDMI/S映像/コンポジットにそれぞれ変換できる。ただし、HDMIへのコンバートは入力された解像度、もしくは480i/480pへの変換となる。
コンバート回路にはファロージャ製のI/Pコンバータを搭載。480iを480pに変換し、HDMI出力できる。さらに、コンポーネントの2系統同時出力と、HDMIの3つのディスプレイに同時出力が行なえる。 DSPには32bitフローティングタイプの新型SHARCプロセッサを搭載。処理精度を高め、192kHzの信号に対しても余裕を持った処理が行なえるという。さらに、全チャンネルに独自のアナログ波形再現技術「AL24 Processing Plus」と、24bit/192kHz対応のDACを搭載。24bit/96kHzのADCも備えており、アナログソースも高音質なサラウンド再生ができるとしている。デコーダはDTS-ES、ドルビーデジタルEX、AACなどのフォーマットに対応する。 設定面では、付属のマイクを使ってスピーカーとリスニングルームの音響特性を計測し、スピーカーの初期設定を自動で行なう「オートセットアップ」や、計6箇所のリスニングポジションからのデータを基に、リスニングエリア全体の周波数特性を補正する「ルームEQ」機能などが利用可能。DPSが高性能化したことで、より完成度の高い補正が行なえるという。 7.1chアンプとなっており、定格出力は110W×7ch(8Ω時)。サラウンドバックチャンネル用パワーアンプをフロントに割り当て、バイアンプ駆動を行なうこともできる。 ほかにも、ステレオ再生音をより高音質化するピュアダイレクトモードや、映像と音のズレを補正する機能なども利用可能。さらに、別売の専用オプション「ASD-1R」(オープンプライス/近日発売予定)を利用すれば、iPodとの接続も可能。アンプ付属のリモコンでiPod本体の操作も行なえる。対応iPodはDockコネクタを備えた第3世代以降のモデル。
音声入力端子は、アナログ×11、8chアナログ×1、光デジタル×5、同軸デジタル×2。出力は、7.1chプリアウト×1、レックアウト×3、光デジタル×2。映像面ではコンポジット×7、S映像×7、コンポーネント×3、HDMI入力×2を備える。出力はコンポジット×3、S映像×3、HDMI×1、コンポーネントは2系統で、D5端子も備えている。
外形寸法は434×429×171mm(幅×奥行き×高さ)。重量は14kg。消費電力は275W。リモコンも付属する。
□デノンのホームページ
(2006年2月27日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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