JEITA、2006年2月の電子機器国内出荷を発表 －液晶TVが全体の6割に。30型以上は205%の成長

国内出荷実績推移(金額) 出典：電子情報技術産業協会電子統計委員会

　社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は3月24日、2006年2月の民生用電子機器国内出荷実績を発表した。液晶テレビやPDPなどの薄型テレビが好調で、全体の出荷金額は前年同月比105.3%と7カ月連続で増加し、1,778億円となった。

　映像関連は液晶カラーテレビやPDPが好調を維持し、前年同月比103.4%の1,026億円と7カ月連続で増加。音声関連機器は、前年同月比109.9%の147億円となり、11カ月連続のプラスだったが、7カ月連続していた二桁成長には届かなかった。JEITAは「デジタルオーディオプレーヤーは好調を保っているが、従来機器は低迷が続いている」とコメントしている。

　カラーテレビ全体(CRT+液晶テレビ+PDP)は、54万7,000台で前年同月比87.4%と、9カ月連続のマイナスとなった。CRT、液晶、PDPの台数構成比は33.1%、61.0%、5.9%となり、液晶は初めて6割を超えた。また、液晶の16:9サイズが同195.5%の23万2,000台、30型以上は205.9%の12万8,000台と大きく伸びた。

　PDPは3万2,000台で前年比161.6%となり、7カ月連続の二桁増。引き続き、37型以下がPDP全体の5割以上を占めている。

　DVDビデオは前年同月比90.6%の40万3,000台で、5カ月連続のマイナス。DVD録再機も22万8,000台で同94.8%と減少、録再機の8割以上を占めるHDD内蔵型も、同90.6%の17万9,000台と減少した。再生機は同85.7%と、12カ月連続でマイナス。

　ビデオカメラは前年同月比78.0%の10万4,000台で、再びマイナスとなった。

　デジタルオーディオプレーヤーは38万3,000台。そのうち9割近くの34万2,000台がフラッシュメモリ搭載型となっている。

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/
□2006年2月国内出荷実績
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/shipment/2006/ship_02.htm
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【1月27日】JEITA、2006年1月の電子機器国内出荷を発表
－五輪前で大型TV好調。デジタルオーディオ実績も追加
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060222/jeita1.htm

(2005年4月3日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

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