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富士通株式会社は、ノートPC「BIBLO」シリーズを一新。HD DVDドライブ搭載モデルや、ワンセグ対応のモバイルノートなど、AV機能を強化した製品を発表した。価格は全てオープンプライス。 ■ デジタルチューナ/HD DVD搭載の「NXシリーズ」
1,440×900ドットの17型ワイド液晶を搭載した「FMV-BIBLO NXシリーズ」は、3モデル中、上位2モデルで地上デジタルチューナ内蔵。さらに最上位モデルの「NX95S/D」はHD DVD-ROMドライブを搭載する。 HD DVD搭載の「NX95S/D」は6月下旬より発売され、店頭予想価格は40万円前後。中級モデルの「NX90S/D」は4月27日より発売され、店頭予想価格は28万円前後。 ともに1,440×900ドットの17型ワイド液晶と地上デジタル/アナログチューナを搭載。デジタル放送の録画/視聴が可能となっている。両モデルの違いは、HD DVDドライブの有無のほか、メモリやHDD容量など。 NX95S/DはCPUにIntel Core Duo T2300(1.66GHz)を搭載。メモリは1GB、HDD 320GB(160GB×2)で、HD DVD-ROMドライブを搭載する。NX90S/Dではメモリが512MB、HDDが160GBとなるほか、ドライブがDVD±R DL対応のDVDスーパーマルチとなる。 地上デジタル/アナログの2番組同時録画にも対応。デコーダや液晶制御エンジンなどを統合した「Visual オプティマイザー」により高画質化を図っている。また、電源OFF状態でもすぐにアナログテレビを起動し、視聴/録画が行なえる「インスタントMyMedia」も搭載している。 また、録画予約時に1番組(最大2時間)を指定しておくことで、HDDにハイビジョン映像を残したまま、SD画質(8/4/2Mbps、VBR)にダウンコンバートした映像を1回だけDVD-RAMに記録できる「ダビング」機能も搭載。HDDからDVD-RAMでのムーブにも対応する。 USBやEthernetのほか、外部入力端子としてS映像/コンポジットを各1系統、アナログ音声を各1系統内蔵。また、D2映像出力やS映像ビデオ出力なども備えている。外形寸法は403×295×45.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は95S/Dが未定、90S/Dが約4.8kg。OSはWindows XP Home Edition。
■ ワンセグ対応モデル「LOOX T70S/V」
モバイルノートPC「FMV-BIBLO LOOX」シリーズも一新。最上位モデルの「T70S/V」では、ワンセグチューナカードを同梱し、ノートPCでワンセグ視聴を可能とした。4月27日より発売され、店頭予想価格は28万円前後の見込み。 LOOX Tシリーズの最上位モデルで、ワンセグ放送に対応したPCカード型のチューナカードを同梱した。なお、T70S/Vではワンセグの視聴のみに対応し、録画はできない。また、ワンセグチューナカードには著作権保護機能を備えており、他のPCにチューナカードを挿しても動作しない。チューナカードはピクセラ製で、富士通とピクセラで共同開発したワンセグ視聴用のアプリケーションソフト「StaionMobile」がバンドルされる。
ディスプレイは10.6型の1,280×768ドットワイド液晶を採用。光源にはLEDバックライトを採用している。CPUはPentium M 超低電圧版773(1.3GHz)、メモリは512MB、HDDは60GB。スーパーマルチドライブも搭載する。ビデオ出力としてS映像を1系統備える。 マグネシウム合金をボディに採用し、軽量化と堅牢性の両立を図った。外形寸法は271×209.5×28.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.27kg。バッテリ駆動時間は約8.4時間で、使用環境に合わせ、液晶の輝度や、PCカードスロットへの電源供給オン/オフを切り替える「ECO」ボタンも備える。
□富士通のホームページ ( 2006年4月11日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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