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シャープ株式会社は、液晶テレビ「AQUOS」と、省スペース型のパソコンをセットにした“パソコンテレビ”「インターネットAQUOS」を5月下旬より発売する。 付属テレビの違いやハイビジョン録画機能などの違いで4モデルが用意され、価格は全てオープンプライス。
■ テレビリモコンからパソコンを操作できる”パソコンテレビ”
テレビ部は、同社の液晶テレビ「AQUOS BDシリーズ」をベースモデルとしながら、パソコンとの連係機能を追加した。そのため、パソコンを利用しない場合、普通のテレビとして利用でき、デジタル放送録画非対応の37-A/32-Aでも、テレビとしてデジタル放送視聴が可能となっている。 パソコンとテレビ部の連携のため、映像用のDVIに加え、制御信号用の専用端子(RS-232C)で接続する。リモコン上部のテレビ/パソコンボタンで、利用中の機能を切り替えて、テレビやパソコンの双方をリモコン操作できる。さらに、リモコンの[HD/DVDレコーダー]、[インターネット]、[ライブラリ]の各ボタンを備えており、パソコンのレコーダ機能や、録画番組をワンボタンで呼び出して操作できる。 パソコン側には、USENの「Gyao」やTVバンクの「TVBank」などオンデマンドビデオ配信サービス、「カブドットコム」や、生活情報サイトなどのページなどを集めた「チャンネルUI」を搭載。パソコンの操作を意識することなく、リモコンでネットコンテンツにアクセスできる。 また、HDD/DVDレコーダ機能も搭載し、リモコンからパソコンの録画予約/番組再生なども実行可能。37-D/32-Dは、デジタル放送録画に対応。また、DLNAをサポートしたホームAVネットワーク対応ソフト「AV Library」を同梱し、DLNA対応パソコンなどとの間で、動画/音声ファイルなどををネットワーク共有できる。デジタル放送番組などは共有できない。
また、赤外線を利用した無線キーボードも同梱しており、リビングなどでテレビとインターネットをシームレスに活用できる。
■ テレビ部は「AQUOS」そのまま
テレビ部は、地上/BS/110度CSデジタルチューナと地上アナログチューナを搭載。37/32型ともにパネル解像度は1,366×768ドットで、コントラスト比は1,200:1。標準的な200ルクスのリビングでのコントラスト比(リビングコントラスト)は550:1。輝度は450cd/m2、視野角は176度。 独自のQuickShoot技術により、応答速度は6msに低減。また、RGBのほか深紅の波長を加えた4波長バックライトを採用し、色域の拡張と肌色の再現性向上を図っている。 入力端子は、HDMI×1、DVI-I×1、D4×2、S映像×2、コンポジット入力×4、アナログ音声入力×4など、。モニター出力×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドフォン出力×1、i.LINK(TS)×2、LAN端子、ビデオコントローラ端子、RS-232Cなどを装備する。パソコンとはDVIで接続するほか、制御信号用にRS-232Cも利用する。 スタンド装着時の外形寸法/重量は、37型が932×306×719mm(幅×奥行き×高さ)/27.5kg、32型が815×306×653mm/23kg。
■ ノート用CPU搭載。デジタル放送録画モデルも用意
パソコンは省スペースデスクトップ型で、縦/横置きの双方に対応。縦置き時に上部の形状がえぐれている独特のデザインを採用する。横置き時の外形寸法は430×195×95mm(幅×奥行き×高さ)、重量はデジタル放送対応のPC-AX100Mが6.2kg、アナログモデル「PC-AX50M」が5.4kg。 デジタル放送対応モデルは、CPUにIntel Core Duo T23000(1.66GHz)を搭載。リビングでの利用を想定し、静音性や小型化のため、ノートPC用のプロセッサを採用したという。メモリは1GBと500GB HDDを内蔵。スロットイン式のDVDスーパーマルチドライブも搭載する。OSはWindows XP Home Edition。
地上/BS/110度CSデジタルチューナと地上アナログチューナを内蔵し、専用アプリケーション「Station TV Digital」でデジタル放送の録画/視聴が可能となっている。また、デジタル放送録画番組をDVD-RAMへのムーブできる。地上アナログ放送の録画にも対応し、GRTや3次元Y/C分離回路、10bit ADCなどを内蔵する。 付属テレビとの接続はDVI-I(HDCP対応)で行ない、RS-232CやD-Sub 9ピンのテレビ/パソコン連携端子を接続することで、リモコンやキーボードで、パソコンの操作が可能となる。また、S映像入力やコンポジット、ビデオ音声入力、ライン入力、マイク入力、ライン出力、IEEE 1394、USB 2.0×4、Gigabit Ethernetなども装備する。 地上アナログモデルでは、CPUがCeleron M 420(1.60GHz)となるほか、メモリは512MB、HDD 250GBを搭載する。
■ 約60万台の“パソコンテレビ”市場を創出
同社専務取締役 国内営業本部長の大塚雅章氏は、「パソコンテレビ」の事業戦略について説明した。 同社の調査によると、薄型テレビの購入意欲を持つ層の約24%から、「パソコン機能付きのテレビの購入を検討したい」との回答を得たという。さらに、ブロードバンド環境の普及により「インターネットは日常生活に欠かせないメディアになった。テレビにもインターネットの機能が求められている。一方、大画面やリビングで見たいというユーザーニーズが立ち上がっている」とし、それらのユーザーニーズに応える形として「インターネットAQUOS」を商品化したという。 現在、パソコンにテレビ機能を内蔵したいわゆる“テレビパソコン”を多くのPCメーカーが提案しているが、パソコンを立ち上げないとテレビを観られない、OS起動までの待ち時間の長さ、パソコン上で画像処理を行なうためテレビに比較すると画質が見劣りする、といった弱点がある。 インターネットAQUOSは、テレビ部はそのままにテレビとして利用しながら、パソコンとの連携を強化した製品で、画質面やテレビとしての使い勝手のアドバンテージを訴求。同社では「パソコンテレビ」という新カテゴリーを提案している。現在テレビパソコンの市場規模は約280万台、一方20~39型の薄型テレビは約460万台となっており、「その中間に約60万台ぐらいの市場規模がある。その中で約半分をインターネットAQUOSで狙っていきたい(大塚 国内営業本部長)」と新市場の創出に意欲を見せた。 販売店での扱いについても、「AVのテレビ売場で仕掛けていく。既存のAQUOSのラインナップに加え、インターネットAQUOSを訴求したい」という。そのため、テレビ売場の販売員向けのパソコン関連研修や、同社のAV製品担当者向けのパソコン機能の研修なども実施する。従来パソコン売場を中心に展開していた「AVセンターパソコン」はインターネットAQUOSに切り替えていく。
なお、Blu-ray Disc/HD DVDへの対応については、「当然検討はしているが、まだ検討段階」としている。また、Intel提案するAVプラットフォーム「Viiv」に対応していないことについては、「リモコンの使い勝手などにこだわったため、今回は対応していない。Viivの中でどうやっていけるのか、検討を進めている」とした。 □シャープのホームページ ( 2006年4月20日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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