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三井化学、HD DVD-R DL用色素の開発に成功
-100万回の安定読み取りが可能


4月21日発表


 三井化学株式会社は21日、子会社の山本化成株式会社と共同で、HD DVD-Rの2層ディスクに使用する新しい有機色素の開発に成功したと発表した。4月より販売を開始する予定。

 30GBの容量を実現するHD DVD-R DL規格に対応できるという色素。これまでの色素開発で培われた分子設計技術や有機合成技術、メディア特性評価技術の知見をベースに開発。読み取りエラー率を抑え、記録したデータを100万回以上安定的に繰り返し再生できるなど、耐久性にも優れているという。

 この開発について、東芝デジタルメディアネットワーク社の山田尚志首席技監は「2層/30GB用の色素が出来たことは非常に喜ばしいこと。HD DVDでは2層の-Rが現行のDVDと同じプロセスでできるという特徴があり、色素の開発が今後のHD DVDの普及に役立ち、消費者にとって使いやすいディスクが供給されることを期待する」とのコメントを寄せている。

 三井化学と山本化学は今後、一層の連携強化を図り、より高性能なHD DVD-R用色素の開発を進めるという。

□三井化学のホームページ
http://www.mitsui-chem.co.jp/
□山本化成のホームページ
http://www.yamamoto-chemicals.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.mitsui-chem.co.jp/whats/2006_0420.htm

(2006年4月21日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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